≪パノニカ≫(セロニアス・モンク)、≪ニカズ・ドリーム≫(ホレス・シルバー)など著名なミュージシャンが彼女の名を冠した曲を書き、チャーリー・パーカーやセロニアス・モンクが彼女のアパートメントで死を迎えるなど、単なるジャズ・パトロン以上のオーラを持った存在だったニカ男爵夫人。彼女の本『
Three Wishes
』の英語版が、フランス語版、ドイツ語版に続いて遂に発売になった。タイトルの『
Three Wishes
』とは、ニカ夫人はミュージシャン達に3つの願いを聞き、ノートに書き留めておいたことから…。3つの願いはもちろん、ニカ男爵夫人が撮った沢山のスナップショットも収録されているらしい。はしがきはゲイリー・ギディンズ。序論は孫娘のナディーン。
New York Timesの書評は
コチラ>>>
ロスチャイルド・ファミリーに生まれた彼女の生涯を狂わせるほど、かつてジャズは魅惑的な音楽だったのだ。そして、彼女の生涯がドラマティックであったのはいうまでもないが、それは今なおミステリアスでさえある。