2008年 03月 20日
banlieues bleues, メデリック・コリニョン『ポギーとベス』 |
パリ在住の人から、郊外のサンドニ県で開催されるジャズ・フェスティヴァルbanlieues bleuesが14日から始まったよ、という便りが。4月18日まで、1ヶ月余りに渡って開催されるので、その期間にパリに行く人はチェックしてみるといいかもしれない。
詳しくはコチラ>>>
ポスターに描かれたようにテーマはボクシング。これは今まで出会ったことのないテーマであり、ユニークな企画も用意されている。
出演するのは、フランスで今が旬のミュージシャン達、ブノワ・デルベック、メデリック・コリニョンはもちろんマシュー・シップやディヴ・ダグラス、ラスト・ポエッツ、またイヴァ・ビトヴァ、バラエテイーに富んだラインナップ。日本からは大友良英ONJOがパリ在住の沖至も加わったユニットで参加。サリフ・・ケイタなどアフリカ系のミュージシャンが出演するのはサンドニ県らしいともいえる。
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話変わるが、一年以上前にリリースされたメデリック・コリニョンの新譜『ポギーとベス』(MINIUM)をやっと入手した。MINIUMというレーベルは澤野工房がディストリビュータなのだが、澤野から出しているジャズCD路線と異なるという理由からかずっと輸入はされず、注文することさえできなかったのだ。それが発売後一年以上経ってやっと輸入されるという珍事。メデリック・コリニョンはルイ・スクラヴィスなどと共演しているポケット・トランペッターで、ヴォイス・パフォーマンスもすごく面白い。しかも、演奏されているのは≪ポギーとベス≫。フランスでは最注目のミュージシャンのひとりなのになぜ?と思う。
それよりも可笑しかったのは、HP上に「一部難解な表現が含まれます。一度試聴されてからのご購入を強くお勧め致します」とあったことだ。≪ポギーとベス≫はマイルスが演奏したギル・エヴァンスの編曲を下敷きにしている。本当の意味で難解なある種の現代音楽ではないし、爆音が炸裂するわけでも、高周波のサウンドが流れるわけでもないだけに、意味不明。どうやら澤野ブランドのジャズと異なると「難解」と判断されるようだ。好き嫌いは絶対だし、ブランドのカラーを大事にするのもよくわかる。しかし、いささか誤解を招きかねないこの表現はおかしいですよ、と言いたい。
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ポスターに描かれたようにテーマはボクシング。これは今まで出会ったことのないテーマであり、ユニークな企画も用意されている。
出演するのは、フランスで今が旬のミュージシャン達、ブノワ・デルベック、メデリック・コリニョンはもちろんマシュー・シップやディヴ・ダグラス、ラスト・ポエッツ、またイヴァ・ビトヴァ、バラエテイーに富んだラインナップ。日本からは大友良英ONJOがパリ在住の沖至も加わったユニットで参加。サリフ・・ケイタなどアフリカ系のミュージシャンが出演するのはサンドニ県らしいともいえる。
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話変わるが、一年以上前にリリースされたメデリック・コリニョンの新譜『ポギーとベス』(MINIUM)をやっと入手した。MINIUMというレーベルは澤野工房がディストリビュータなのだが、澤野から出しているジャズCD路線と異なるという理由からかずっと輸入はされず、注文することさえできなかったのだ。それが発売後一年以上経ってやっと輸入されるという珍事。メデリック・コリニョンはルイ・スクラヴィスなどと共演しているポケット・トランペッターで、ヴォイス・パフォーマンスもすごく面白い。しかも、演奏されているのは≪ポギーとベス≫。フランスでは最注目のミュージシャンのひとりなのになぜ?と思う。
それよりも可笑しかったのは、HP上に「一部難解な表現が含まれます。一度試聴されてからのご購入を強くお勧め致します」とあったことだ。≪ポギーとベス≫はマイルスが演奏したギル・エヴァンスの編曲を下敷きにしている。本当の意味で難解なある種の現代音楽ではないし、爆音が炸裂するわけでも、高周波のサウンドが流れるわけでもないだけに、意味不明。どうやら澤野ブランドのジャズと異なると「難解」と判断されるようだ。好き嫌いは絶対だし、ブランドのカラーを大事にするのもよくわかる。しかし、いささか誤解を招きかねないこの表現はおかしいですよ、と言いたい。
by kazuey1113
| 2008-03-20 21:08
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