横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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現代音楽のスペシャリスト矢沢朋子がピアノ・ソロ『Absolute-MIX』をリリース!
収録曲はヨハン・ヨハンソンの書き下ろしたピアノとエレクトロニクスのための《Untitled》、矢沢一人でピアノを多重録音したレディオヘッドの《Kid A》、現代音楽の金字塔リゲティやノーノ、そしてミニマルミュージック、平石博一、チック・コリアまで。自身のプロジェクト名「Absolute-MIX(=完全混淆)」そのものの世界だ!
以前に書いたコンサート・レポート@jazztokyoコチラ>>>

ちなみに、ポスト・クラシカルの第一人者ヨハンソンは、『博士と彼女のセオリー』でゴールデングローブ賞作曲賞を受賞、今年公開される『ボーダーライン』でもアカデミー賞にノミネートされ、映画音楽界でも時の人。今年のメールス・フェスティヴァルでは自身が撮影した映画を上映しながら演奏をするというプロジェクトも行う(コチラ>>>)。

録音も特筆すべきもので、ポストクラシカルの先鞭をつけるサラウンド・セッティングによるDSDとマルチトラックで録音した多空間な広がりをもつ最先端の音響。ハイレゾ(96khz / 24bit)版でも配信中。

5月14日(土)17時より、タワーレコード渋谷店7Fでミニライブ(無料)が予定されている。

ライナーノートでお手伝いさせていただきました~!
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by kazuey1113 | 2016-04-05 08:17 | new release
6月29日(土)がらまんホール@沖縄で、Talk Concert 矢沢朋子ピアノ+Plus「二つの世紀末:パリ、そしてウィーン」があります。

c0098087_7105564.jpg矢沢さんのCD『仏蘭西幻想奇譚』のライナーノートを書いたこともあり(CDについてはコチラ>>>)、今回は横井も少しお話します。お近くの方、その時期沖縄に行く方は是非お立ち寄り下さい!

詳しくはコチラ>>>

当日は美味しいワイン・バーとパン屋さんも特別出店するそうです!
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by kazuey1113 | 2013-06-25 07:27 | informaion
今年も11月に高瀬アキが帰国し、公演・ライヴを行う。

新宿ピットインでのライヴは題して「ホルスト・ウェーバーに捧ぐ」。2月に亡くなったドイツEnjaレコードの設立者でプロデューサーのホルスト・ウェーバーは親日家で、日本人ミュージシャンのよき紹介者だった(関連記事はコチラ>>>)。高瀬アキが1981年ベルリンジャズ祭に出演、多くのレコードをEnjaからリリース、ヨーロッパで活躍するきっかけをつくったのも彼である。来日時ウェーバーが度々訪れていた新宿ピットインで、彼の招きでヨーロッパ・ツアーを経験している林栄一と井野信義、そして最後のプロデュース作となった『ベルリン』に参加している田中徳崇を迎えたユニットで演奏。

11月17日 新宿ピットイン
「ホルスト・ウェーバーに捧ぐ」
高瀬アキ(p) 林栄一(sax) 井野信義(b) 田中徳崇(ds)

また、定例公演となった多和田葉子と高瀬アキのシアターΧでの言葉と音楽のパフォーマンス、晩秋のカバレットのテーマは「変身」。高瀬と多和田は、他に新潟大学でも同じテーマのパフォーマンスを、早稲田大学でもパフォーマンスとワークショップを行う。

11月15日 早稲田大学小野記念講堂
パフォーマンス『虫の知らせ』: 多和田葉子(朗読) + 高瀬アキ(p)
11月16日 早稲田大学小野記念講堂
ワークショップ『言葉と音楽vol.3』: 多和田葉子(朗読) + 高瀬アキ(p)
*両日共、一般の方も入場できます。(予約不要、先着200名)
詳しくはコチラ>>>

11月18日 両国 シアターX
晩秋のカバレット2012『変身』 多和田葉子(朗読) + 高瀬アキ(p)
*追加情報: 特別ゲストとして喜多直毅(vln)が出演

11月19日 新潟大学五十嵐キャンパス総合教育研究棟E260教室
『変身』 多和田葉子(朗読) + 高瀬アキ(p)
開場 18:00 開演 18:30 入場料:無料(一般の方も入場できます。予約不要)
問い合わせ先:新潟大学人文学部(鈴木) 
TEL 025-262-7254 E-mail masami@human.niigata-u.ac.jp

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矢沢朋子の最新録音『仏蘭西幻想奇譚』のCD発売記念ミニライヴ&サイン会が行われる。私はこのアルバムのライナーを担当!詳しくはコチラ>>>

11月9日 タワーレコード渋谷店 7F 
19:00開演 入場料:無料
問い合わせ:タワーレコード渋谷店 Tel: 03- 3496 – 3661
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by kazuey1113 | 2012-10-18 08:19 | informaion
少し前になるが、ライナーノートを相次いで書いた。全く異なる内容の作品なのだか、その紹介を少し。

c0098087_7103871.jpgエマージュ』(Studio Songs)は、富樫雅彦が演奏活動を断念する前年(2001年)に、佐藤允彦とエッグ・ファームで行ったデュオ・コンサートのライヴ録音。佐藤のファースト・アルバムであり、二人の初共演盤である『パラジウム』(1969年録音)に収録されていたタイトル曲《パラジウム》と《スクローリン》に挟まれるように富樫作品が演奏されていたので、その2曲を聞きくらべることに。ジャズという語法の中で最大限の表現をしていた1969年録音と、その縛りから脱却して自由にイマジネーションを広げながら空間構築している2001年録音に、二人の音楽家が辿った軌跡と時代の変化を感じた。富樫・佐藤デュオのような即興性の高い演奏はライヴにその真価が表れる。小ホールながらも音響のよいエッグファームでのライヴ録音がCD化されたことは嬉しい。

c0098087_7105564.jpg現代音楽のスペシャリスト、矢沢朋子の最新録音『仏蘭西幻想奇譚』(Geisha Farm)は、幻想的・神秘的傾向を持った世紀末芸術をテーマとして取り上げたコンセプト・アルバム。アルヴォ・ペルトの宗教的で静かな《アリーナのための》から始まり、一ひねりある選曲でサティ、ドビュッシー、スクリャービンなどの作品を取り上げている。ラヴェルの「夜のガスパール」も《絞首台》のみを取り上げ、その後にトリスタン・ミュライユの《マンドラゴール》(矢沢が委嘱、世界初演)を聴かせるという絶妙のプログラミング。彼女の演奏を聴きながら、すごく上手いジャズ・ピアニストがスクリャービンなどを弾いているような心持ちになった。矢沢はクラシックの演奏家にしては類希なリズム感、そしてグルーヴ感をもつピアニストだからだろう。
また、録音のマイク・セッティングなどに工夫を凝らし、曲によってはポストプロダクションを行っているが、レディオヘッドの《Kid A》を自らアレンジして演奏したり、テクノが好きという矢沢の録音に対する感性が、そこによく表れている。パッケージ・デザインも凝っているので、ダウンロード配信にはないモノとしてのCDを手に取る喜びがあると思う。

追)レコ発記念ミニライブ&サイン会
日時:2012年 11月9日(金) 19:00開演
会場:タワーレコード渋谷店 7F
問い合わせ:タワーレコード渋谷店 Tel: 03- 3496 – 3661

矢沢朋子インタビュー @jazztokyoコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2012-10-03 08:24 | new release
Web Magazine JAZZTOKYOに月一回(隔週更新なので一回おき)でフォト・エッセイReferection of Musicを寄稿することになった。何かと忙しい、忙しいとなかなか書かない私に業を煮やした?編集長がこれならサクサクとやるだろうと持ち込んできた企画。予想通り、こういうのなら即日、あっという間に写真を選んで文章も書いて入稿。

フォト・エッセイということなので、この連載ではあくまで写真を選ぶことにこだわりたい。だから、原則一枚。情報過多な時代だからこそ敢えてそれを削りたいという意識もあるかもしれない。デジタルなデータが氾濫する今だからこそ、「フォトグラフィ」の瞬間性を伝えるためには、絞りこむべきと。

フォト・エッセイなので、通常のコラムとは文章と写真の立場を逆転、あるいはそこまではいかなくともフィフティ・フィフティにできたらいいなと考えている。通常、記事と共に掲載される写真は、文章では伝わらない情報を補うためにあるが、ここでは写真がイメージとして伝えるものを補足しつつ、コンパクトにそのミュージシャンなり、音楽、場合によっては時代背景に触れられればいいな、と思っている。

第一回はやはり個人的に思い入れのあるものから。雑誌などで何度か掲載されたことのある写真だが、「セルゲイ・クリョーヒン&ポップ・メハニカ@メールスジャズ祭1989」を選んだ。写真は画面いっぱいのほうが、ステージの迫力がより伝わったのだけど…。コチラ>>>

次の一枚もほぼ決まっている。それは来月。

JAZZTOKYOには、「Absolute-MIX 矢沢朋子ピアノ・ソロ」のライブレポートも書いた。コチラ>>>
ライブレポートを書くのも随分久しぶりだった。
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by kazuey1113 | 2010-04-03 17:28 | column
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矢沢朋子が久々にソロ・ピアノ・コンサートを開く。今回もジャンル横断型の絶妙な選曲でエレクトロ・アコースティック作品を中心に聴かせる!

委嘱新作はアイスランドで芸術家集団・レーベル「キッチン・モータース」を主催し、ロック、エレクトロニカ、ポストクラシカルなどジャンルを超えた幅広い活躍で知られ、2007年の東京の夏音楽祭にも出演した異才ヨハン・ヨハンソンのエレクトロ・アコースティック作品。他に取り上げる曲は、現代音楽作曲家の作品では2010年5月に武満徹作曲賞の審査員として来日するフランス、スペクトル楽派の中心的人物トリスタン・ミュライユの≪ラ・マンドラゴール≫(矢沢朋子が1993年に委嘱した作品、久々の再演、『のだめカンタービレ』にも取り上げられたというエピソードあり)、ポスト・ミニマムの作曲家ジョン・アダムスの≪チャイナ・ゲイト≫、ルイジ・ノーノの≪ソッフェルト・オンデ・セレーネ≫。他にCDやコンサートでも度々取り上げている平石博一の≪ウォークマン≫など。また、矢沢自身が編曲したレィデイオヘッドの≪キッドA≫は聞きものだ。

現代人の感性にピタリとあう音響、ソノリティに重きをおいた選曲で、フライヤー/ポストカードのデザイン・イメージのような静謐で透明感のあるサウンドを愉しむ。ありそうでなかなかない企画。一日だけのコンサートなのでお見逃しなく!!!

2月27日 開場7:00 開演7:30 @杉並公会堂小ホール
チケットの購入・お問い合わせ: 東京コンサーツ Tel 03-3226-9755
詳しくはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2010-02-09 19:45 | informaion

仏蘭西幻想奇譚

ピアニスト矢沢朋子、一年半ぶりのソロ・ライブは、【仏蘭西幻想奇譚】と題した選曲で聴かせるミニ・サロン・コンサート。

サティは≪薔薇十字会の鐘≫、ラヴェルは≪夜のガスパール≫より、そしてフランスに限りない憧れを抱いていた神秘和音で知られるスクリャービン。来年度(2010年度)武満徹作曲賞の審査員に選ばれたトリスタン・ミライユの≪ラ・マンドラゴール≫も。『のだめカンタービレ第18巻』にも登場したこの作品の初演者は矢沢朋子、久々の再演となる。

秋の午後、サロン的な雰囲気でのライブなので、フランスのロイック・レゾン社のシードルと栗のお菓子付きき(←こちらは要予約)。
マチネ(PM2:00スタート)なのでどうかお間違いなく!

【仏蘭西幻想奇譚】

日時:11月1日(日) 開場13時30分 開演14時
会場:カーサ・クラシカ
出演:矢沢朋子(ピアノ)
料金:予約4000円(シードル又はティー&ガトー・セット)
当日4000円(1ドリンク付)
予約・問い合わせ:03-3505-8577(PM5:00以降)
*準備の都合上シードル&ガトー・セットはご予約の方のみ

演奏曲目:夜のガスパール(ラヴェル)、薔薇十字会の鐘(サティ)、マンドラゴール(ミュライユ)、2つのダンス(スクリャービン)他
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by kazuey1113 | 2009-10-15 19:30 | informaion
c0098087_225005.jpg近年、即興音楽シーンでも積極的な活動をしている気鋭のギタリスト谷川卓生が中心となって、新たなフェスティヴァルContemporary Improvised Music Festivalを立ち上げた。Contemporary(現在性)とImprovised(即興性)をキーワードに、ジャンルや地域性を超えた中で音楽の本質に触れるべく企画されたフェスティヴァルである。出演者はいずれも今日その一線で活動する音楽家ばかり。ミュージシャン自らが主催し、音楽シーンに一石を投じようというフェスティヴァルだけに要注目!

日時: 8月22日(土)開場15:30 開演16:00
場所: アサヒ・アートスクエア
料金: 大人3000円 中高生1000円 小学生以下無料 (1ドリンク付)

出演:
アラン・シルヴァ・ジャパン・トリオ
[アラン・シルヴァ(b, syn)、小山彰太(ds)、谷川卓生(g)]
Stefan Hussong(accordion)
八木美知依(箏)&本田珠也(ds)
巻上公一(vo, theremin)
齋藤徹(b)&今井和雄(g)
太田真紀(soprano)

予約・問い合せ:TANIKAWA Project 
Tel: 04-7139-2126(13:00-20:00)
mail: modern-kikaku@pca.nmbbm.jp

詳しくはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-07-23 22:55 | informaion

仏蘭西 et ジャポン

ピアニスト矢沢朋子と筝の八木美知依によるライブが赤坂見附のカーサ・クラシカで5月30日に行われる。

なぜこの二人なのか。そのわけはテーマ【仏蘭西 et ジャポン】、すなわちベル・エポック。

クロード・エルフェに学び、現代音楽を得意とし、それを演奏してきた矢沢朋子ならではの印象派の解釈によるドビュッシーはききもの!彼女曰く、ドビュッシーをロマン派と同じアプローチで弾いている人がほとんどとか。エルフェは現代音楽だけではなくドビュッシーも上手かったそう。印象派の印象派たる演奏を聴く滅多にないチャンスである。また、ルイ・マル監督の映画『鬼火』でサティの曲を弾いていたのもエルフェ。私はサティは酒場で聞くのもまたいいのではないかと思っているので、こういうシュチュエーションで聴くのも一興かと。

そして、ペーター・ブロッツマン、ポール・ニルセン・ラヴとのトリオをはじめ、最近はフリージャズや即興シーンでの国際的な活躍のほうが目立つ八木美知依。『Seventeen』(レヴュー@jazztokyoはコチラ>>>)という素晴らしいソロCDも出している彼女ならではのアコースティック演奏を聴く貴重な機会でもある!

ベル・エポックなのでシャンパン&ショコラ付き(←こちらは要予約)。
マチネ(PM1:45スタート)なのでどうかお間違いなく!

【仏蘭西 et ジャポン】

日時:5月30日(土) 開場13時 開演13時45分
会場:カーサ・クラシカ
出演:矢沢朋子(ピアノ) 八木美知依(箏) 横井一江(お話)
料金:予約4000円(シャンパン&ショコラ、コーヒー又はティー&お菓子)
当日4000円(1ドリンク付)
予約・問い合わせ:03-3505-8577(PM5:00以降)
*準備の都合上シャンパン&ショコラ・セットはご予約の方のみ
*ご予約は5月26日まで

演奏曲目:版画、レントより遅く(ドビュッシー)、ジムノペディ(サティ)、情景三章(沢井忠夫)、ホエア・フラミンゴス・フライ(M.スポリャンスキー)他

横井は進行を頼まれてしまった。ライブに行った時に、「丁度いいから、なんか話してよ」なんて頼まれて、「えー」となったこともあった。今回はあらかじめ頼まれたものの、どうやら世の中のピアニストとという職種の人は人使いが荒いみたい。とはいえ、ベル・エポックな気分もまた楽し…。

サティといえば、≪スポーツと気晴らし≫という作品があった。そうしたい…。せめて夏には休暇を…。
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by kazuey1113 | 2009-05-19 13:19 | informaion

Point of Departure Issue 22

オンライン・ジャーナルPoint of Departure Issue 22がアップされている。

表紙はヘンリー・カイザー。編集長ビル・シューメイカーがコラムEzz-theticsで取り上げているのはデニー・ザイトリン。The Book Cooks(新刊の抜粋)は、ゲイル・プリースト著『Experimental music : audio explorations in Australia』とジョン・ティルバリー著『Cornelius Cardew (1936 - 1981) a life unfinished』。今回はフランチェスコ・マルティネリのコラムはお休み。Travellin' Lightはポール・リットン、最悪の手荷物トラブル体験は、80年代に近藤等則、パウル・ローフェンスとの日本での仕事が終わった後のフライトだったとは。

CDレビューMoment's Noticeでは日本で紹介されることの少ないアルバムが多く取り上げられており、CDリリース情報としても有用なので、英文レビューを読むのが面倒な人も取り敢えずタイトルチェックだしてみるといいと思う。

Point of Departureはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-04-12 20:01 | informaion