横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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jazztokyo最新号の連載フォト・エッセイはピアニスト、トロンボーン奏者、そして活動家だったホレス・タプスコット。知る人ぞ知るLAのジャズ・リジェンドである。西海岸のジャズといえばチェット・ベイカーやアート・ペッパーなどの「ウエスト・コースト・ジャズ」となるのだろうが、それはブランド化されたイメージでしかない。20年代から50年代にかけてLAのセントラル・アヴェニューがジャズのメッカだっとことは意外に知られていない。また、西海岸から多くの優れたミュージシャンを輩出しているにもかかわらず、彼らはNYCに出てから成功したこともあって、そのことも忘れられている。そのような中で、タプスコットはLAに留まり、ローカルな黒人コミュニティの中で音楽活動・社会活動し続けたのだ。60年代初頭パン・アフリカン・ピープルズ・アーケストラを結成したタプスコットは、自主組織UGMAAを創るに至るが、それはローカルなミュージシャン組織としてよく知られているシカゴAACMに先立つものだったのである。エッセイはコチラ>>>

エッセイを書くにあたって、ホレス・タプスコットのことをもっと知りたいと調べたら、『Songs of the Unsung - The Musical and Social Journey of Horace Tapscott』という自伝が出ていることを知った。取り寄せたのだが間に合わず、手元に届いたのは数日前だった。この本のタイトルがまさに彼の生き様を表している。まだ少しページをめくっただけだが、なかなか興味深い。

ジャズ史はスタイルの変遷を縦に積み上げるように書かれてきた。しかし、横の広がり、各地のジャズ・シーン、そして人の動きを見てみるとまた違ったものが見えてくるのではないかと思う。

一ヶ月限定の表紙↓
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by kazuey1113 | 2014-04-08 08:32 | column
今年もポーランド映画祭が11月30日から12月13日に開催されるなど、最近はポーランドの芸術・文化を紹介するイベントは以前に比べて増えたように思う。

ジャズでも10月下旬に内橋和久企画による「今ポーランドがおもしろい#2」(それについてはコチラ>>>)が東京、大阪、京都(番外編)が行われた。ポーランドの今の音楽シーンで活躍するミュージシャンのライヴに触れ、彼らを知るいい機会だった。その東京、新宿ピットインでの2日間のレポートを元ジャズ批評編集長で東欧~スラヴ音楽リサーチ センター所長の岡島豊樹さんがjazztokyoに書いている。私も写真で協力。コチラ>>> (写真はクリックすると大きくなります)
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by kazuey1113 | 2013-12-01 23:58 | column
11月末にアップされたjazztokyoは、11月に京都賞の授賞式・関連行事およびコンサートで来日したセシル・テイラー特集。奇しくも今年は彼の初来日から40周年にあたる。連載フォト・エッセイもセシル・テイラー、今回は京都での取材記事。また、レア盤・レアグッズのコーナーGALLERYにも短いテキストを。

「連載フォト・エッセイ: セシル・テイラー」はコチラ>>>
続編はコチラ>>>
*クリックすると写真は大きくなります。

GALLERY:『Cecil Taylor Unit/Nicaragua: No Pasaran - Willisau 83 Live』はコチラ>>

本当はこの写真↓を表紙にと思ったのだが、デザインの関係上却下されてしまった…。(苦
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84歳という年齢もあり、昨年のブルーノート東京を始め、このところコンサートのキャンセルも度々あったので、三泊四日の京都行きを決めたものの、本当に来日するかどうか、その姿を見るまで、頭の中には「?」がつきまとっていた。しかし、思いの外、お元気そうだったので嬉しかった。賭けに勝ったような気持ち……。
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by kazuey1113 | 2013-12-01 23:39 | column
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バール・フィリップスが推すダンサー、ヤナエル・プリュメが間もなく来日。
カナダ・モントリオール生まれで、現在トルコに住むヤナエル・プリュメはまさに旅人、長年にわたり音楽・映像・サーカス・ヴィジュアルアートなど他のジャンルとの交流してきたダンサー。齋藤徹の招聘による今回の来日では3箇所で公演を行う。共演者は日によって異なるが、高岡大祐、喜多直毅、そしてダンサーの貴田みどりと矢萩竜太郎。

バール・フィリップスのコメント
ヤナエル・プリュメ氏は、コンサートホールから人々の元へパフォーミングアートを連れ出したヨーロッパでの最強のパイオニアの1人です。アートは人々のために!


11月29日(金)いずるば
ヤナエル・プリュメ(dance)、貴田みどり(dance)、矢萩竜太郎(dance)、齋藤徹(b)
予約:電話・080ー3584ー3315、
メール izuru38yry@softbank.ne.jp

12月3日(火) キッドアイラックアートホール  
ヤナエル・プリュメ(dance)、喜多直毅(vln)、齋藤徹(b)

12月8日(日) ポレポレ坐 
徹の部屋vol.27 
ヤナエル・プリュメ(dance)、高岡大祐(tuba)、齋藤徹(b)

追)詳しい紹介が齋藤徹さんのサイトにありました。コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2013-11-22 19:30 | informaion
c0098087_20115710.jpg高瀬アキが11月に帰国。唯一の日本のプロジェクトT.I.T.トリオのメンバー(井野信義、田中徳崇)に林栄一を加えたユニットでツアーする。今回のテーマは「エリック・ドルフィーに捧ぐ」。現在、高瀬はアレキサンダー・フォン・シュリッパンバッハと合同のドルフィー・プロジェクトによる来年のベルリン公演に向けて始動中。 それに先駆けて、ドルフィー作品《245》、《ハット・アンド・ベアード》、《17 ウエスト》、《サムシング・スゥイート・サムシング・テンダー》などにオリジナル曲他を加えた構成で演奏。独自のメロディライン、ハーモニーの展開、変拍子を持つドルフィー作品をいかに高瀬がアレンジするか、そしてどのような即興演奏が展開するか、見逃せないライヴとなるに違いない。

高瀬アキ(p) 林 栄一(as) 井野信義(b) 田中徳崇(ds)
ゲスト(23日のみ): 内橋和久(g,etc)

11月20日(水)甲府 桜座
11月21日(木)名古屋 ジャズインラブリー
11月22日(金)東京 新宿ピットイン
11月23日(土)東京 新宿ピットイン

カルテットの他に下記のライヴも予定されている。

高瀬アキ・ソロ「マイ・エリントン」
11月16日(土)秋田 高清水仙人蔵

高瀬アキ&林栄一・デュオ
11月24日(日) 新潟 フラッシュ

このほか、作家多和田葉子とデュオで、毎年恒例となっているシアターΧでの「晩秋のカバレット」他で公演、ワークショップを行う。

多和田葉子&高瀬アキ
11月14日(木)早稲田大学 小野記念講堂 
パフォーマンス「魔 -時間の消えた島-」
11月15月(金)早稲田大学 小野記念講堂 
ワークショップ「言葉と音楽 Vol.4」
11月17日(日)東京 両国 シアターX 「魔の山」
11月18日(月)静岡大学 「雲をつかむ言/雲を飛ばす音」

詳しくはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2013-10-29 20:17 | informaion
暑さの真っ只中だった8月下旬から9月上旬にかけて、ふたつのノルウェー関連のイベントに出かけた。ひとつはSOFA NIGHT@スーパーデラックス、ダン・レザルブルで来日している2人のミュージシャン、イーヴァル・グリューデランドとインガル・ザックによって設立された即興音楽のCDをリリースしているノルウェーのレーベル、SOFAの名を冠したイベント。もうひとつはジャズ・クルーズ・ノルウェー@東京ジャズ。ヘルゲ・リエン・トリオは現在屈指のピアノ・トリオだろう。クラシカルだけど現代的でフレッシュ。CDでも聴いていたがライヴはそれ以上だった。というわけでレポートをjazztokyo。コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2013-10-29 20:13 | column
c0098087_1940551.jpg2011年に第1回が行われた内橋和久企画によるイベント「今 ポーランドがおもしろい ポーランド・ミュージック・フェスティバル」、その第2回目が、10月23日24日に東京、26日に大阪、また番外編が27日に京都で開催される。

ポーランド勢は、前回(2011年)とは異なったメンバーで、若手中心の顔ぶれ。「レビティ」として2010年近藤等則と東京ジャズに出演したユレク・ロギェヴィッチとピョトル・ドマガルスキ、トーマス・スタンコ・スペシャル・カルテットで活躍し2013年の東京ジャズではマルチン・マセツキ&マチェイ・オバラ・インターナショナル・カルテットで出演したマチェイ・オバラ、そして、この人なくしては90年代のポーランド・ジャズ・シーンを語れないベテランのイェジー・マゾルなど。共演するのは、フリージャズを中心に第一線で活躍する坂田明、梅津和時、芳垣安洋、八木美知依を始めとする日本のミュージシャン。

日本とポーランド両方の音楽シーンに精通する内橋和久のセッテイングで毎回異なった幾つかのセッションが行われる。それぞれの出会いから何かが起こる予感が。個々の音楽的交感は予測不可能だが、冒険心に満ちた幾つものセットに期待が膨らむ。このようなセッションの醍醐味を見逃す手はない!

【スケジュール】
10月23日 東京公演 @新宿ピットイン「ちょっとエレクトリック・ナイト」
10月24日 東京公演 @新宿ピットイン「かなりアコースティック・ナイト」
10月24日 関連イベント @新宿ピットイン 昼の部
「デュオCD発売記念」ミハオ・グルチンスキ&内橋和久デュオ
10月26日 大阪公演 @コーポ北加賀屋
10月27日 番外編:京都公演 @Zac Baran

【出演者】
ポーランドチーム:
10月23日,24日,26日 イェジー・マゾル(cl, bcl) ユレク・ロギェヴィッチ(ds) ピョトル・ドマガルスキ(b, el-b) ヴァツァフ・ジンペル(alto clarinet) ミハオ・グルチンスキ(cl) DJレナ(turntables) マチェイ・オバラ(as) ダグナ・サトコフスカ(vln)
10月27日 ピョトル・ドマガルスキ(b, el-b) ヴァツァフ・ジンペル(alto clarinet) マチェイ・オバラ(as)
日本チーム:
10月23日 芳垣安洋(ds) 坪口昌恭(electric modified piano) 広瀬淳二(sax) カール・ストーン(laptop) 内橋和久(g,daxophone)
10月24日 梅津和時(sax,cl) 坂田明(sax,cl) 八木美知依(箏) 高良久美子(vibraphone)
田中徳崇(ds) 内橋和久(g,daxophone)
10月26日 稲田誠(eb,wb) 半野田拓(g,electronics) 木村文彦(perc) 内橋和久(g,daxophone)
10月27日 中村哲也(eg,etc) 内橋和久(g,daxophone)

詳細はコチラ>>>

ポーランドのジャズといっても、一部のコアなファン以外にとってはコメダなど大御所以外はあまり馴染みがないが、現代のポーランドの音楽シーンに触れるまたとないチャンスである。内橋和久に、ポーランドとの交流、このような企画を立てるに至った経緯やその意図、そして彼の目でみたポーランドの音楽シーンについてインタビューした。
内橋和久インタビュー@jazztokyoコチラ>>>

実は、私個人的にポーランドといえば、なによりも作家で画家のブルーノ・シュルツ、次ぎにポスターを中心としたグラフィック・アートがまず思い浮かぶ。ポーランドの文化は豊かだ。もちろん、音楽も多様で面白い!今回は知らない才能に出会えそうでとても楽しみである。
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by kazuey1113 | 2013-09-30 20:02 | informaion
8月19日、20日のニルス・ヴォグラム&サイモン・ナバトフのライヴにいらっしゃった皆さま、どうもありがとうございました!!!

隔年でドイツジャズ界に貢献した音楽家に与えられるアルバート・マンゲルスドルフ賞、2013年度はニルス・ヴォグラムに決定!その際立った技術とサウンド、またジャズの歴史に深く根ざしながらも伝統と革新性を結合させるモダンジャズのさまざまな側面に通じている彼の音楽性が評価されたもよう。賞金は15,000ユーロ。授賞式はベルリン・ジャズ祭開催期間中の11月3日に同会場で行われる。ちなみに、これまでの受賞者は1994年第一回のアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハから前回のペーター・ブロッツマンまで、ドイツジャズ界の錚々たる顔ぶれが並ぶ。

詳しくはコチラ>>>

来日前に紹介を兼ねて書いたフォト・エッセイ@jazztokyoはコチラ>>>

8月19日新宿ピットイン 
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8月20日横濱エアジン (by iPhone)
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by kazuey1113 | 2013-09-18 19:25 | informaion
7月19日から21日にかけて開催されたJAZZ ARTせんがわ、それについてjazztokyoに「フェスティヴァルのあり方~「JAZZ ARTせんがわ」を観て」という文章を書いた。コチラ>>>

剛田武さんが個別のステージ評を書いたので私は書いていない。併せてお読みいただければ。コチラ>>>

せんがわで、スイスのタクトロス・フェスティヴァルのオーガナイザーに会ったのも奇遇だった。タクトロスは1984年にスタートしたので早30年、JAZZ ARTせんがわもヨーロッパのジャズ祭のよいところは真似しながら独自のジャズ祭として続いてほしいと思う。そして、音楽と人とのさまざまな出会いをもたらしてほしい。

現在活躍しているミュージシャンを、メールスジャズ祭やベルリンジャズ祭などで、実は頭角を現す何年も前に観ていたということがよくあった。JAZZ ARTせんがわも、いつかそういうジャズ祭になったらいいのにと思う。
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by kazuey1113 | 2013-08-26 20:27 | column
先月末にアップされたjazztokyoの連載フォト・エッセイは、ドイツ及びその周辺では最注目のミュージシャン、ニルス・ヴォグラム。韓国のフェスティヴァルの帰途、8月に来日するので紹介も兼ねて。コチラ>>>

今回はピアニストのサイモン・ナバトフと共に来日、デュオで演奏。ナバトフはモスクワ生まれ、ニューヨークにを経て現在ドイツ(ケルン)を中心に幅広く活躍するベテラン・ピアニスト。この二人はデュオで演奏を初めてもう15年以上、息の長いコンビである。

8月19日(月) 新宿ピットイン
8月20日(火) 横濱エアジン

プロフィール等詳細はコチラ>>>

一ヶ月限定の表紙の写真(2009年イスタンブールのアクバンク・ジャズ祭に高瀬アキのバンドで出演した時のもの)
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by kazuey1113 | 2013-08-01 08:22 | column