横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

タグ:即興音楽 ( 482 ) タグの人気記事

音楽のながいしっぽ

最近ロングテール(The Long Tail)という言葉を度々目にするようになった。考えてみれば、私の周囲にある音楽の大半はヘッドではなくテール。市場経済とは無縁だが、GOOD MUSICは多々ある。そんなジャズの「しっぽ」や即興音楽という「しっぽ」などいろいろな音楽の「しっぽ」について、さまざまなところから入ってくる情報を随時アップしていくためにブログを作ってみた。また、ウエッブマガジン等に書いているコラム、disc review等がアップされた時も随時お知らせしていきたいと考えている。 (2006年10月22日)
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by kazuey1113 | 2016-12-31 23:59 | misc.
横井一江著
『アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ・フリーの軌跡』 (未知谷、2011)


c0098087_21392486.jpg1960年代、ヨーロッパのジャズは
独自の言語を獲得した

政治の季節、権利獲得の時代に呼応し
ドイツ、オランダ、イギリスを中心に、同時多発的に
フリージャズから新たなムーヴメントが勃興
プレイにとどまらず自主レーベル、自主組織等
新しい音楽の在り方を提示した

1980年代からドイツのジャズ祭を中心に取材
数々のミュージシャンのインタビューから見えた
本格的に紹介されることがなかった未踏のシーン
ひとつのヨーロッパ文化論!

(裏表紙紹介文)


Review @intoxicateはコチラ>>>

Review @jazztokyoはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-12-30 20:09 | informaion

JAZZ ART せんがわ

昨日更新されたJazzTokyoの連載(カバーストーリー)は「JAZZ ART せんがわ」を取り上げた。個別のステージのレポートではなく、フェステヴァルそのものについて。プラス写真でのドキュメント。「JAZZ ART せんがわ」とヴィクトリアヴィルのフェスFestival International de Musique Actuelle Victoriaville (FIMAV)との交流が実現する可能性が出てきた。FIMAVは80年代半ばにスタートしたメールスと同傾向のフェスティヴァルのひとつ。実現すれば「JAZZ ART せんがわ」にとってはよき交流相手になり、フェス自体ステップアップするように思う。メールス・ジャズ祭の音楽監督をブーカルト・ヘネンから引き継いだライナー・ミヒャルケが突然辞任するという残念なニュースが少し前にあっただけに、これは嬉しい可能性である。
記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-10-02 13:04 | column
8月末、メールス・フェスティヴァル音楽監督ライナー・ミヒャルケから音楽・報道関係者へBCCメールが送られてきた。今年のフェスティヴァル最終日に辞意表明してから、フェスティヴァル関係者による会議が行われたりしたが、結果的にライナー・ミヒャルケはメールス・フェスティヴァルから去ることになった。2005年を最後に引退したこのフェスティヴァルを始めたブーカルト・ヘネンから音楽監督を引き継ぎ、商業主義と一線を画す独自のプログラミングを維持してきただけに、とても残念な知らせである。

フェスティヴァル自体は来年も継続する方針のようだが、まだ新しい音楽監督は決まっていない。ドイツでは様々な報道がされているが、財務的なこともあり、また政治的なことも絡んでくるので、今後どのようなフェスティヴァルになるのかは不明だ。1974年の山下洋輔トリオ出演を皮切りに日本人ミュージシャンも多く出演、日本でも知名度の高いフェスティヴァルだけに、良い形で今後も開催されることを願っている。

Berliner Zeitungの記事はコチラ>>>

Der Westenの記事はコチラ>>>

RP Onlineの記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-09-10 12:49 | informaion
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イギリスのドラマー・パーカッショニスト、ロジャー・ターナーが9月から10月にかけて再び来日。ターナーは1970年代から即興音楽を始めとして、音楽家だけではなく様々な分野のアーティストとの共演も含めた幅広い活動を続けている。今までの主な共演者はジョン・ラッセル、アラン・シルヴァ、セシル・テイラー、エヴァン・パーカー、デレク・ベイリー、スティーヴ・ベレスフォード、フィル・ミントンなど。今回のツアーでは旧知ミュージシャンとの共演だけではなく、新たな出会いもあり、毎回音楽的に全く異なった、いずれも見逃せないものとなりそうだ。また、ダンサーの田中泯とも共演も予定されている。

9月22日~24日の京都公演の会場トレースでは9月23日(金)〜10月1日(土) の金土曜日に、「art-on-the-run」と題したロジャー・ターナーのドローイング作品展が開催される。詳しくはコチラ>>>
ロジャー・ターナーのアート作品のサイトはコチラ>>>

9 月10 日(土) 深谷 ホール・エッグファーム
Duo with 田中泯 (おどり)

9月11日(日) 東京・渋谷 公園通りクラシックス 
Trio with 喜多直毅 (vln)  齋藤徹 (b)

9 月12 日(月) 東京・水道橋 Ftarri 
Quartet with 秋山徹次 (g) 大城真(自作楽器) すずえり(p, voice, 自作楽器)

9月13日(火) 東京・新宿 新宿 ピットイン
Trio with 蓮見令麻 (p, voice) マサ・カマグチ (b)

9 月14 日(水) 東京・下北沢 LADY JANE
Duo with 巻上公一 (voice, etc)

9月16日(金) 横浜 横浜エアジン
Trio with 内橋和久 (g, daxophone) 坂田明 (sax)

9 月17 日(土) 東京・調布 せんがわ劇場
JazzArtせんがわ
Quartet with 沖至 (tp) 藤原清登 (b) 柳家小春(三味線)

9月19日(月) 大阪 common café
with 高岡大祐 (tuba)
問い合わせ:音波舎

9月20日(火) 名古屋 なんや
with 臼井康浩 (g) 小埜涼子 (as)

9月22日(水) 金沢21世紀美術館 シアター21
with 島田英明 (vln)
問い合わせ:島田英明

9月23日(木) 京都 トレース
with 有本羅人 (tp, bcl) 森定道広 (b)

9月24日(金) 京都 トレース
with 内橋和久 (g, daxophone)

9月25日(土) 栃木 鹿沼 興文堂書店
with 工藤冬里 (p, voice)
住所:栃木県 鹿沼市鳥居跡町1008
予約・問い合わせ(興文堂書店・高橋): 0289-65-1222  tsukasaxeureka@gmail.com

9月28日(水) 札幌 くう
with 奥野義典(as) 吉田野乃子(as)

9月29日(木) 札幌 くう
with 宝示戸亮二 (pf, toys, etc.) 瀬尾高志 (b)

9月30日(金) 札幌 くう
with 小山彰太(ds)

10 月2 日(日)  六本木 スーパー•デラックス
Duo with 八木美知依(エレクトリック21 絃箏、17 絃ベース箏、electronics)

10月5日(水) 東京・新宿  新宿 ピットイン
Trio with 大友良英 (g, turntable) 佐藤允彦 (p)

10月6日(木) 田園調布 いずるば
Trio with 齋藤徹 (b) 喜多直毅(vln) 矢萩竜太郎(dance)
住所:東京都大田区田園調布本町38-8
予約・問い合わせ: 03-3721-8760  i-info@izuruba.jp
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by kazuey1113 | 2016-09-07 08:35 | informaion
昨年、エヴァン・パーカー (sax) とウィリアム・パーカー (b) を招き、3箇所で公演を行った土取利行。今年7月に自身が関わる郡上八幡音楽祭にトルコ、スーフィのミュージシャンを招聘したのに続き、9月4日はミルフォード・グレイヴスとのデュオによる公演「宇宙律動」を京都岡崎で行う。70年代にミルフォードと出会った土取、その後の音楽家としての軌跡は異なるが、精神的に深いところで彼らの活動は共振していたのかもしれない。自らの道を探究し続ける類い希なパーカッショニスト2人による23年ぶりの、そして今回一度限りの貴重な公演!昼間の公演なので、関西在住者ならずとも駆けつけることは可能。

日時:2016年9月4日(日) 13:00開演(12:30開場) / 14:30終演予定
会場:ロームシアター京都 メインホール
料金:前売2,000円 当日2,500円 学生 1,000円(当日座席指定 当日要学生証)
詳しくはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-08-26 20:16 | informaion
1970年代後半、日本のジャズ・シーンを席巻した生活向上委員会。30数年振りにそのリーダー原田依幸と梅津和時が生活向上委員会東京本部の名前で活動を再開し、2016年10月にはファマドゥ・ドン・モイエをゲストとして招聘し、4箇所でコンサートを行う。というわけで、jazztokyoの連載エッセイではドン・モイエを取り上げた。彼のアート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEC)での活躍はよく知られていると思うので、違う話を少し。写真は1996年メールス・ジャズ祭に「ピーセス・オブ・タイム」(アンドリュー・シリル、ドン・モイエ、タニ・タバル)で出演した時のもの。コチラ>>>

AEC関連では、レスター・ボウイも以前に連載で取り上げている。コチラ>>>

10月の「生活向上委員会2016+ドン・モイエ」公演情報は;
コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-08-01 08:10 | column
メールス・フェスティヴァル最終日のプレス・コンファレンスにおける音楽監督ライナー・ミヒャルケの辞意表明から約1ヶ月、金曜日(6月18日)にメールス市役所で行われたメールス・フェスティヴァルの将来についての会合の結果を伝えるプレス・リリースが昨日(6月20日)出された。

会議の参加者は、メールス市議会に議席を持つ各会派のリーダー、Moers Kultur GmbH監査役会議長、文化部のコミッショナー、メールス市長、Moers Kultur GmbHのCEOと芸術監督。プレス・リリースによると、メールス・フェスティヴァルの存続と将来について、建設的とはいえないものの有意義な結果が得られたとしている。このような観点から、メールス市長の提案により、Moers Kultur GmbHのCEOディレク・ホーヘンストレーターと芸術監督ライナー・ミヒャルケは辞意を撤回することを同意するに至った。

無難に解決されてよかったというところ。前音楽監督ブーカルト・ヘネンがまだ20代のころ個人的に始めたメールス・フェスティヴァルがこれだけ世界的に知られるようになったのは、時代の先を読むアンテナだったからであり、現在もその路線を引き継ぎ、音楽監督の目を通した現在の状況論を呈示していると思う。ブーカルト・ヘネンにインタビューした時に彼も言っていたが、音楽監督はあちこちからの圧力がかかり、プログラミングについても最善の妥協を強いられている。単なるコマーシャル・イベントになっては、このフェスティヴァルの存在意義はない。また、フェスティヴァルの存在はメールスのような小規模な市にとっては大きい筈だ。音楽監督の意図が十分に反映されるようなプログラミングで今後もフェスティヴァルが行われることを願う。
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by kazuey1113 | 2016-06-21 08:16 | informaion

ベルリン・ジャズ祭2016

11月1日から6日まで開催される第53回ベルリン・ジャズ祭の概要が発表になった。昨年に引き続き音楽監督はイギリス人ジャーナリストのリチャード・ウィリアムス。今年はベルリンとニューヨーク・ブルックリンに焦点を当てたプログラムが予定されている。

50年前ベルリン・ジャズ祭でセンセーショナルなデビューをしたアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ率いるグローブ・ユニティ・オーケストラのホームでの記念コンサートのメンバーにはエヴァン・パーカー、マンフレッド・ショーフなどが予定されている。10年前の40周年記念コンサート後にメンバーらと食事をしていた時に「今度は50周年だね」と話をしていたのだが、本当に50周年記念コンサートが実現するとは。リーダーが健在で50周年を迎えることが出来たジャズ・オーケストラは他にないのではないかと思う。

ベルリン勢ではユリア・ヒュルスマン、アキム・カウフマンなど。高瀬アキもイングリッド・ラウブロック、シャルロッテ・グレイヴとのそれぞれのデュオ・コンサートが予定されている。現在ブルックリン・シーンで活躍しているミュージシャンではメアリー・ハルヴァーソン、イングリッド・ラウブロック、スティーヴ・レーマンなど。ベテラン勢ではジャック・ディジョネット、ワダダ・レオ・スミス、またブラッド・メルドー+ジョシュア・レッドマン、ニック・ベルチェなども出演。

若手では個人的に期待しているフランスのイヴ・リッサ・ホワイト・デザート・オーケストラも出演。このオーケストラにはノルウェーのトランペッター、アイヴィン・ロンニングが参加している。(彼についてJazzTokyoに書いた記事はコチラ>>>)また、11月にはオーケストラのCDがリリースされる予定。以前に書いたイヴ・リッサのソロピアノCD『des pas sur la neige』のレビューはコチラ>>>

正式なプログラムが発表になり、前売りが開始されるのは9月。

詳細はコチラ>>>

追記:アキフ・カウフマンのプロジェクトには内橋和久がジェリー・ヘミングウェイらと共に出演する予定。

音楽監督にとってはきっと闘いがあり、妥協も強いられたと思う。それでも、有名どころばかり入れ替わり立ち替わりで、新鮮味に欠ける日本のジャズ祭に比べるとずっと刺激的!これでも多分向こうではあーだこーだ言われるのだろうけれど…。どうして日本ではこういうプログラムが組めないのだろう…
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by kazuey1113 | 2016-06-14 21:16 | informaion
5月13日から16日に開催されたメールス・フェスティヴァルは無事終了。しかし、最終日の記者発表会で思わぬ出来事があった。このフェスティヴァルを始めたブーカルト・ヘネンから音楽監督を引き継ぎ、2006年からその任にあたっていたライナー・ミヒャルケが、2020年まで任期が残っているにもかかわらず突然辞意を表明したのだ。理由は、財政面での混乱が続き、将来的にどのようにフェスティヴァルを継続させるのか不確実になったからだという。実際、今年初めには財政面のことから混乱があったようだ。また、ミヒャルケはこれを機会にフェスティヴァルの今後について議論してほしいと語っている。コチラ>>>

ニュースはドイツ国内外に伝わったのだが、これを受け、メールス・フェスティヴァルに対して2015年度EJN Awardを授与したヨーロッパ・ジャズ・ネットワーク(EJN)の役員会は、ライナー・ミヒャルケに援助を惜しまないと発表した。EJN Awardは冒険的なプログラミングのイベントを開催したオーガナイザーに与えらえる賞で、メールスの受賞理由は40年以上に亘ってジャズ・即興音楽・その周辺音楽のヨーロッパで最も冒険的なイベントを行ってきたからだった。コチラ>>>

メールス・フェスティヴァルの今後はまだ未定である。来年以降もライナー・ミヒャルケが音楽監督に留まるのか、新たな音楽監督が任命されるのか、あるいはフェスティヴァルは今年が最後になるのか…。

商業ベースの興業とは一線を画したメールス・フェスティヴァルのプログラミングは、現代の音楽シーンを伝えるメディアだった。ブーカルト・ヘネン音楽監督時代から、特にフリージャズ・ファンの間では知名度があり、重要視されている海外のジャズ祭で、そのステージに立った日本人ミュージシャンも山下洋輔から渋さ知らズまで数多い。今後もよりよい形で継続することを切に願う。

*今年もフェスティヴァル終了後半年間はARTE Concertのサイトでメイン・プログラムの全コンサートのストリーミングが閲覧できる。
コチラ>>>

続報あり。コチラ>>>

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by kazuey1113 | 2016-06-09 21:09 | informaion