横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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音楽のながいしっぽ

最近ロングテール(The Long Tail)という言葉を度々目にするようになった。考えてみれば、私の周囲にある音楽の大半はヘッドではなくテール。市場経済とは無縁だが、GOOD MUSICは多々ある。そんなジャズの「しっぽ」や即興音楽という「しっぽ」などいろいろな音楽の「しっぽ」について、さまざまなところから入ってくる情報を随時アップしていくためにブログを作ってみた。また、ウエッブマガジン等に書いているコラム、disc review等がアップされた時も随時お知らせしていきたいと考えている。 (2006年10月22日)
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by kazuey1113 | 2016-12-31 23:59 | misc.
横井一江著
『アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ・フリーの軌跡』 (未知谷、2011)


c0098087_21392486.jpg1960年代、ヨーロッパのジャズは
独自の言語を獲得した

政治の季節、権利獲得の時代に呼応し
ドイツ、オランダ、イギリスを中心に、同時多発的に
フリージャズから新たなムーヴメントが勃興
プレイにとどまらず自主レーベル、自主組織等
新しい音楽の在り方を提示した

1980年代からドイツのジャズ祭を中心に取材
数々のミュージシャンのインタビューから見えた
本格的に紹介されることがなかった未踏のシーン
ひとつのヨーロッパ文化論!

(裏表紙紹介文)


Review @intoxicateはコチラ>>>

Review @jazztokyoはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-12-30 20:09 | informaion
ベルリン・ジャズ祭が11月1日から開催されるので、途中からになるが久しぶりに行くことにした。内容については6月に書いたが(コチラ>>>)、個人的にはグローブ・ユニティ・オーケストラ50周年コンサートとフランスの若手イヴ・リッサ・ホワイト・デザート・オーケストラを注目している。現在ブルックリン・シーンでアクティヴに活動している若手ミュージシャンも多く出演するので、こちらも楽しみ。また、高瀬アキはイングリッド・ラウブロック、シャルロッテ・グレーヴそれぞれとのデュオ、内橋和久もアキム・カウフマンのプロジェクトで出演する。

JazzFest Berlinのサイトはコチラ>>>

問題は会場が複数あり、演奏時間が重なっていること。それほど遠くない場所でやるのだから、観たい人は両方行けるようにするべきである。写真撮影も昔に比べて厳しくなっていて、本番では冒頭10分のみ。おまけに出来れば遮音・無音にと。(ベルリンの友人も怒っていた!) サウンドチェックに行ければいいが、全ては無理なので、いちおう無音に出来るミラーレスも持っていかないと…。

ちょうどこの時期ベルリンでは二人の写真家Detlev Schilke & Patrick Hinelyによる「The Many Faces of Jazz: Two Perspectives Across The Decades」という写真展が開催される。デトレフ・シュリケは20年以上前にベルリン・ジャズ祭で知りあい、なんとなく親しくなった。一度こっそりと彼の仕事中の姿(撮影しているところ)を撮って送ったら妙に喜んで、こんどは逆をやられた(汗)。もう一人のパトリック・ヒンリーともベルリン・ジャズ祭で顔を合わせている。最後に見た時もライカのフイルムカメラで撮影していた。二人共とても良いジャズ・フォトを撮ってきた素晴らしい写真家。11月3日から12月16日にベルリンへ行く機会のあるジャズ・ファンは是非。

フォト・ギャラリーのサイトはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-10-30 14:46 | column
毎年恒例となった11月の高瀬アキの帰国ライヴ、今年は坂田明とのデュオ!「尊敬する先輩と共演したい」との言葉から、初共演が実現!二人をドイツに紹介したenja recordsの故ホルスト・ウェーバー氏に捧げる即興的なダイアローグ。

高瀬アキ&坂田明DUO
11月17日(木) 新宿ピットイン

このデュオでの演奏は一回きりですので、お見逃しなく!!!
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追記:
高瀬アキ帰国時のライヴ・公演情報詳細はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-10-29 09:29 | informaion

JAZZ ART せんがわ

昨日更新されたJazzTokyoの連載(カバーストーリー)は「JAZZ ART せんがわ」を取り上げた。個別のステージのレポートではなく、フェステヴァルそのものについて。プラス写真でのドキュメント。「JAZZ ART せんがわ」とヴィクトリアヴィルのフェスFestival International de Musique Actuelle Victoriaville (FIMAV)との交流が実現する可能性が出てきた。FIMAVは80年代半ばにスタートしたメールスと同傾向のフェスティヴァルのひとつ。実現すれば「JAZZ ART せんがわ」にとってはよき交流相手になり、フェス自体ステップアップするように思う。メールス・ジャズ祭の音楽監督をブーカルト・ヘネンから引き継いだライナー・ミヒャルケが突然辞任するという残念なニュースが少し前にあっただけに、これは嬉しい可能性である。
記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-10-02 13:04 | column
8月末、メールス・フェスティヴァル音楽監督ライナー・ミヒャルケから音楽・報道関係者へBCCメールが送られてきた。今年のフェスティヴァル最終日に辞意表明してから、フェスティヴァル関係者による会議が行われたりしたが、結果的にライナー・ミヒャルケはメールス・フェスティヴァルから去ることになった。2005年を最後に引退したこのフェスティヴァルを始めたブーカルト・ヘネンから音楽監督を引き継ぎ、商業主義と一線を画す独自のプログラミングを維持してきただけに、とても残念な知らせである。

フェスティヴァル自体は来年も継続する方針のようだが、まだ新しい音楽監督は決まっていない。ドイツでは様々な報道がされているが、財務的なこともあり、また政治的なことも絡んでくるので、今後どのようなフェスティヴァルになるのかは不明だ。1974年の山下洋輔トリオ出演を皮切りに日本人ミュージシャンも多く出演、日本でも知名度の高いフェスティヴァルだけに、良い形で今後も開催されることを願っている。

Berliner Zeitungの記事はコチラ>>>

Der Westenの記事はコチラ>>>

RP Onlineの記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-09-10 12:49 | informaion

トゥーツ・シールマンス

この1ヶ月の間、ボビー・ハッチャーソン(vib)、コニー・クローザース(p)、デレク・スミス(p)、ルイ・スミス(tp)、数多くのモダンジャズのレコーディングでその名を馳せた録音技師ルディ・ヴァン・ゲルター、トゥーツ・シールマンス(harmonica)、また旧東ドイツ出身のHans "Hanno" Rempel (p)などが次々と天に召されていった。どんどん20世紀が遠ざかっていくなぁという実感…。

c0098087_11514127.jpgハーモニカの名手トゥーツ・シールマンスは2004年のベルリンジャズ祭で観ているので、そのことを追悼特集@JazzTokyoに書いた。演奏の合間にシールマンスがベルリン・ジャズ祭にまつわる思い出としてジャコ・パストリアスとの出会いを語ったことはなぜかよく覚えている。演奏の中で共演者へのリスペクトをさらりと表すことのできるミュージシャンシップの高い人だった。
コチラ>>>>
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by kazuey1113 | 2016-09-10 11:54 | obituary
1970年代後半、日本のジャズ・シーンを席巻した生活向上委員会。30数年振りにそのリーダー原田依幸と梅津和時が生活向上委員会東京本部の名前で活動を再開し、2016年10月にはファマドゥ・ドン・モイエをゲストとして招聘し、4箇所でコンサートを行う。というわけで、jazztokyoの連載エッセイではドン・モイエを取り上げた。彼のアート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEC)での活躍はよく知られていると思うので、違う話を少し。写真は1996年メールス・ジャズ祭に「ピーセス・オブ・タイム」(アンドリュー・シリル、ドン・モイエ、タニ・タバル)で出演した時のもの。コチラ>>>

AEC関連では、レスター・ボウイも以前に連載で取り上げている。コチラ>>>

10月の「生活向上委員会2016+ドン・モイエ」公演情報は;
コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-08-01 08:10 | column
アメリカ西海岸のジャズ・シーンで活躍したピアニスト、クロード・ウィリアムソンが7月16日に亡くなった。1926年11月18日ブラッドルボロ生まれ、享年89。7歳でピアノを始め、10年間クラシックを学んだのち、1947年チャーリー・バーネット楽団、翌1948年レッド・ノーヴォのバンド、1950~51年にかけてジューン・クリスティのバックバンドに参加。50年代半ばは自己のトリオ、バド・シャンクのバンドなどで活躍。また、彼はハワード・ラムゼイのライトハウス・オールスターズのメンバーでもあった。60年代は主にスタジオ・ミュージシャンとして活動。70年代半ばにジャズ・シーンに復帰し、演奏活動を続けていた。個人的にはベツレヘム盤『クロード・ウィリアムソン・トリオ』やジューン・クリスティのバックでの演奏が記憶に残っている。

LA Timesの記事はコチラ>>>

JazzWaxの記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2016-07-28 21:28 | obituary
c0098087_8211876.jpgノルウェーのピアニスト、トルド・グスタフセンの新プロジェクト「Hymns and Visions」によるCD『What was said』のレビューをJazzTokyoに書いた。

「Hymns and Visions」はグスタフセンが、アフガニスタン人の父を持つケルン生まれのヴォーカリスト、シミン・タンデルと出会ったことで生まれたプロジェクトで、これまでのトリオやカルテットでの活動とは異なるチャレンジャブルなコンセプトによるもの。取り上げられているのは、ペルシャの神秘学者で大詩人ルーミーの英訳詩とグスタフセンが子供の頃から親しんでいたルター派教会の賛美歌をアフガン詩人がパシュトー語に訳したもの。ふたつの異なる宗教、世界観から生まれ、翻訳された歌が出会うアルバムだ。レビューはコチラ>>>

ちょうどこのCDを聴きながら、あれこれ考えている時に、7月17日18日に開催される郡上八幡音楽祭のテーマが「トルコ・スーフィー」であることを知った。ルーミーは旋回舞踊で知られるイスラム神秘主義(スーフィー)のメヴレヴィー教団の始祖である。これはちょっとした奇遇だった。

郡上おどりで知られる郡上八幡を拠点にするパーカッショニスト、土取利行を通して世界の音楽家を招き開催されるこの音楽祭、今年はピーター・ブルック演出『マハーバ ーラタ』などで土取と共演してきたネイ(葦笛)の名手で先日ユネスコの平和のための芸術家として指名されたクツィ ・ エルグネル、またトルコ・イスタンブールからベキル・ビュユックバッシ(歌手)、ムラット ・ アイデミィル(タンプール)を招聘し、土取は中近東のパーカッションで演奏するという。17日のメインプログラムは旋回舞踊で知られるイスラム神秘主義メヴラーナーの音楽、18日はオスマン古典音楽の公演。

郡上八幡音楽のサイトはコチラ>>>

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by kazuey1113 | 2016-07-14 08:33 | column