横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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今年のメールス・フェスティヴァルは6月6日から9日。1987年以来、公園に張られたサーカステントが会場だったが、完成したてのニュー・コンサート・ホール・メールスに今年から会場が変わる。ドイツなどでは聖霊降臨祭の連休ということもあって、例年どおり多くの人が公園にキャンピングしに来るだろう。しかし、会場が変わるとフェスティヴァルそのものの雰囲気も随分違ったものになる気がする。

プログラムは3月に発表されている。マーシャル・アレン率いるサン・ラ・アーケストラ、フレッド・フリス、マーク・リボー、アート・リンゼイ、ポール・ニルセン・ラヴ、ハン・ベニンク、フランスの国立オーケストラ(オリヴィエ・ブノワ音楽監督)、アヴィ・レボヴィッチ・オーケストラ、アヴァ・メンドーザなどなど。なかなかよく出来たプログラムである。よくも悪くも安定していて、それ故に知らないサウンドに出会うかもしれないという期待感に欠けるのは致し方ないのだろう。朝と深夜のセッション、コンサート・イン・ザ・ダークと題した暗闇での音楽体験プログラムも昨年同様行われる。まだ発表されていないが、ライヴ・ストリーミングされることを期待したい。

また、今年度のメールス市のアーティスト・イン・インプロヴァイザーはユリア・ヒュルスマン。彼女は高瀬アキの教え子のひとりで、ECMなどからアルバムをリリースしている。

公式サイトはコチラ>>>


そういえば、この時期のドイツあたりの旬の食材はアスパラガス。日本で売られているものの倍くらい長~いホワイトアスパラがレストランで出された時、どう食べたらいいものか、最初うろたえたことをよく覚えている。季節柄か久しぶりに食べたくなった。しかし、日本のスーパーマーケットにはグリーンアスパラは並んでいるが、生のホワイトアスパラは見ないなぁ……。

それと、あの界隈の地ビール、ディーベルス・アルトを飲みたいなぁ……。



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by kazuey1113 | 2014-04-28 08:23 | informaion
jazztokyo最新号の連載フォト・エッセイはピアニスト、トロンボーン奏者、そして活動家だったホレス・タプスコット。知る人ぞ知るLAのジャズ・リジェンドである。西海岸のジャズといえばチェット・ベイカーやアート・ペッパーなどの「ウエスト・コースト・ジャズ」となるのだろうが、それはブランド化されたイメージでしかない。20年代から50年代にかけてLAのセントラル・アヴェニューがジャズのメッカだっとことは意外に知られていない。また、西海岸から多くの優れたミュージシャンを輩出しているにもかかわらず、彼らはNYCに出てから成功したこともあって、そのことも忘れられている。そのような中で、タプスコットはLAに留まり、ローカルな黒人コミュニティの中で音楽活動・社会活動し続けたのだ。60年代初頭パン・アフリカン・ピープルズ・アーケストラを結成したタプスコットは、自主組織UGMAAを創るに至るが、それはローカルなミュージシャン組織としてよく知られているシカゴAACMに先立つものだったのである。エッセイはコチラ>>>

エッセイを書くにあたって、ホレス・タプスコットのことをもっと知りたいと調べたら、『Songs of the Unsung - The Musical and Social Journey of Horace Tapscott』という自伝が出ていることを知った。取り寄せたのだが間に合わず、手元に届いたのは数日前だった。この本のタイトルがまさに彼の生き様を表している。まだ少しページをめくっただけだが、なかなか興味深い。

ジャズ史はスタイルの変遷を縦に積み上げるように書かれてきた。しかし、横の広がり、各地のジャズ・シーン、そして人の動きを見てみるとまた違ったものが見えてくるのではないかと思う。

一ヶ月限定の表紙↓
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by kazuey1113 | 2014-04-08 08:32 | column