横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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jazztokyoの連載フォト・エッセイ、今回はエヴァン・パーカー。この年はエレクトロ・アコースティック・カルテットで来日したのだが、何カ所かはソロでの公演だった。撮影したのは、スーパー・デラックスの前身ともいえる麻布十番にあったデラックスでソロ・ライヴを行った日。
コチラ>>>

光陰矢のごとし…。スーパーデラックスは10周年を迎えた。それを記念していろいろなイベントが計画されている。コチラ>>>

一ヶ月期間限定の表紙の写真はそのデラックスでの演奏風景。
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by kazuey1113 | 2012-10-29 19:08 | column
今年も11月に高瀬アキが帰国し、公演・ライヴを行う。

新宿ピットインでのライヴは題して「ホルスト・ウェーバーに捧ぐ」。2月に亡くなったドイツEnjaレコードの設立者でプロデューサーのホルスト・ウェーバーは親日家で、日本人ミュージシャンのよき紹介者だった(関連記事はコチラ>>>)。高瀬アキが1981年ベルリンジャズ祭に出演、多くのレコードをEnjaからリリース、ヨーロッパで活躍するきっかけをつくったのも彼である。来日時ウェーバーが度々訪れていた新宿ピットインで、彼の招きでヨーロッパ・ツアーを経験している林栄一と井野信義、そして最後のプロデュース作となった『ベルリン』に参加している田中徳崇を迎えたユニットで演奏。

11月17日 新宿ピットイン
「ホルスト・ウェーバーに捧ぐ」
高瀬アキ(p) 林栄一(sax) 井野信義(b) 田中徳崇(ds)

また、定例公演となった多和田葉子と高瀬アキのシアターΧでの言葉と音楽のパフォーマンス、晩秋のカバレットのテーマは「変身」。高瀬と多和田は、他に新潟大学でも同じテーマのパフォーマンスを、早稲田大学でもパフォーマンスとワークショップを行う。

11月15日 早稲田大学小野記念講堂
パフォーマンス『虫の知らせ』: 多和田葉子(朗読) + 高瀬アキ(p)
11月16日 早稲田大学小野記念講堂
ワークショップ『言葉と音楽vol.3』: 多和田葉子(朗読) + 高瀬アキ(p)
*両日共、一般の方も入場できます。(予約不要、先着200名)
詳しくはコチラ>>>

11月18日 両国 シアターX
晩秋のカバレット2012『変身』 多和田葉子(朗読) + 高瀬アキ(p)
*追加情報: 特別ゲストとして喜多直毅(vln)が出演

11月19日 新潟大学五十嵐キャンパス総合教育研究棟E260教室
『変身』 多和田葉子(朗読) + 高瀬アキ(p)
開場 18:00 開演 18:30 入場料:無料(一般の方も入場できます。予約不要)
問い合わせ先:新潟大学人文学部(鈴木) 
TEL 025-262-7254 E-mail masami@human.niigata-u.ac.jp

***  ***  ***  ***   ***  ***

矢沢朋子の最新録音『仏蘭西幻想奇譚』のCD発売記念ミニライヴ&サイン会が行われる。私はこのアルバムのライナーを担当!詳しくはコチラ>>>

11月9日 タワーレコード渋谷店 7F 
19:00開演 入場料:無料
問い合わせ:タワーレコード渋谷店 Tel: 03- 3496 – 3661
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by kazuey1113 | 2012-10-18 08:19 | informaion

10月27日音楽夜噺

音樂夜噺 第71夜:2012年10月27日(土)
アヴァンギャルド・ヨーロッパ~ジャズからエスニシティへと繋がる回路
論者:横井一江 聞き手:関口義人
http://www.ongakuyobanashi.jp/

会場:東京・渋谷ダイニングバー Li-Po
東京都渋谷区渋谷3-20-12 Sunx Prime Bld. 2F
TEL:03-6661-2200

時間:15:00-17:30(開場14:30)
入場料:予約¥1,800(1drinkつき)当日¥2,300(1drinkつき)
予約は平日午後6時以降に電話でLi-Poへ。 またメールでも受け付けております。

 
6年以上も続く世界各地の音楽について造詣の深い方々に語ってもらうトークイベントということなので、ヨーロッパのジャズ祭という「窓」から見えたジャズや即興音楽とワールド・ミュージックやフォークロアとの接点と交わりについてお話しようと考えております。

ドイツのメールス・ジャズ祭は、最前線のジャズを紹介していただけではなく、80年代半ば以降はワールド・ミュージックで話題のミュージシャンが数多く出演していたということはほとんど知られていません。しかし、私がワールド・ミュージック関係のリアルな動向を知ったのはそこでした。フランス、リヨンで設立されたARFI(想像的民族音楽探究協会)のプロジェクトをいちはやく知ったのも、多様化するジャズの周縁部での動向も垣間見ることができたのもメールスでした。昔のプログラムを見直して、ブーカルト・へネンがいかに慧眼の持ち主であったかと改めて舌を巻いています。また、初めてベルリン・ジャズ祭に行った時は、ウード奏者が入ったプロジェクトが幾つもあったことに地理的なことをすごく感じました。そのような話をCD、DVDなどをかけながら。ドゥドゥ・ニジャエ・ローズやレニーニ、あるいはヌスラット・ファテ・アリ・ハーンなどの写真もスライドで映そうと考えています。

東横線と渋谷川に挟まれた細い路地にあるLi-Poは、お酒が好きだった李白に因んだ名前のお店だけにオーガニックワインや洋酒、焼酎、中国酒など店主がセレクトしたいろいろなお酒が揃った感じのよいダイニングバーです。

*この企画は3月24日に行う予定でしたが、入院中の父の主治医から呼び出されたので関口さんとご相談して延期させていただきました。その後父が亡くなって、母のケアなど北海道とかなり往復することになってしまったのですが、この時期にやらせていただくことになりました。
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by kazuey1113 | 2012-10-10 08:18 | informaion
ベースの巨匠バール・フィリップスが間もなく来日する。長年の友人で度々共演を果たしてきたベース奏者の齋藤徹をはじめ大御所から若手まで、幅広いミュージシャンと各地で共演。それぞれがとても興味深い顔合わせだ。

バール・フィリップスは1934年生まれ、フリージャズ黎明期の西海岸からニューヨークを経て、ヨーロッパに渡りフランスに移住。フリージャズから欧州フリー・ミュージック、現代の即興音楽シーンの真っ只中を生きてきた偉大なる証人でもある。また、世界コントラバス協会の会長を務めるなど、コントラバス界への貢献も大きい。

10月27日に大好きな日本で78歳の誕生日を迎える。年齢を考えると、これが最後の来日になるかもしれないだけに、この機会を見逃しなく!

10月14日 東京・吉祥寺 カフェズミ ソロ
10月15日 東京・東中野 ポレポレ坐 デュオ with 齋藤徹(b)
10月16日 京都 同志社大学クローバーホール デュオ with 齋藤徹(b)
10月17日 京都 同志社女子大学田辺キャンパス頌啓館ホール 音楽文化公開講座: コントラバスの巨人、バール・フィリップス~レクチャー&デモンストレーション「完全即興音楽」
10月19日 神戸 グッゲンハイム邸 with 齋藤徹(b)、稲田誠(b)、森本アリ(サウンドオブジェ)、久田瞬一郎(小鼓)他
10月20日 愛知県東海市 ギャラリートータク with 小林裕児(ライヴ・ペインティング)、齋藤徹(b)
10月21日 東京・新宿 ナルシス ソロ
10月23日 千葉・稲毛 キャンディ ライヴ&トーク デュオwith 齋藤徹(b) live&talk
10月24日 東京・田園調布 いずるば with 高岡大祐(tb)、天田透(fl, bfl, cbfl)、齋藤徹(b)
10月25日 東京・明大前 キッドアイラックホール デュオ with 堀川久子(dance)
10月26日 埼玉・深谷 Space Who with 高橋悠治(p)、小杉武久(electronics)
10月27日 埼玉・深谷 Space Who with ベースアンサンブルGen311(齋藤徹、田辺和弘、田嶋真佐雄、瀬尾高志、パール・アレキサンダー)
10月28日 埼玉・深谷 Space Who トリオwith 高橋悠治(p)、沢井一恵(17絃箏)

スケジュール詳細はコチラ>>>
総合問い合わせ:Travessia travessia1027@gmail.com

以前にjazztokyoに書いたフォト・エッセイはコチラ>>>
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↑フライヤーの写真で少しだけ協力。(左側の写真)
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by kazuey1113 | 2012-10-04 08:15 | informaion
少し前になるが、ライナーノートを相次いで書いた。全く異なる内容の作品なのだか、その紹介を少し。

c0098087_7103871.jpgエマージュ』(Studio Songs)は、富樫雅彦が演奏活動を断念する前年(2001年)に、佐藤允彦とエッグ・ファームで行ったデュオ・コンサートのライヴ録音。佐藤のファースト・アルバムであり、二人の初共演盤である『パラジウム』(1969年録音)に収録されていたタイトル曲《パラジウム》と《スクローリン》に挟まれるように富樫作品が演奏されていたので、その2曲を聞きくらべることに。ジャズという語法の中で最大限の表現をしていた1969年録音と、その縛りから脱却して自由にイマジネーションを広げながら空間構築している2001年録音に、二人の音楽家が辿った軌跡と時代の変化を感じた。富樫・佐藤デュオのような即興性の高い演奏はライヴにその真価が表れる。小ホールながらも音響のよいエッグファームでのライヴ録音がCD化されたことは嬉しい。

c0098087_7105564.jpg現代音楽のスペシャリスト、矢沢朋子の最新録音『仏蘭西幻想奇譚』(Geisha Farm)は、幻想的・神秘的傾向を持った世紀末芸術をテーマとして取り上げたコンセプト・アルバム。アルヴォ・ペルトの宗教的で静かな《アリーナのための》から始まり、一ひねりある選曲でサティ、ドビュッシー、スクリャービンなどの作品を取り上げている。ラヴェルの「夜のガスパール」も《絞首台》のみを取り上げ、その後にトリスタン・ミュライユの《マンドラゴール》(矢沢が委嘱、世界初演)を聴かせるという絶妙のプログラミング。彼女の演奏を聴きながら、すごく上手いジャズ・ピアニストがスクリャービンなどを弾いているような心持ちになった。矢沢はクラシックの演奏家にしては類希なリズム感、そしてグルーヴ感をもつピアニストだからだろう。
また、録音のマイク・セッティングなどに工夫を凝らし、曲によってはポストプロダクションを行っているが、レディオヘッドの《Kid A》を自らアレンジして演奏したり、テクノが好きという矢沢の録音に対する感性が、そこによく表れている。パッケージ・デザインも凝っているので、ダウンロード配信にはないモノとしてのCDを手に取る喜びがあると思う。

追)レコ発記念ミニライブ&サイン会
日時:2012年 11月9日(金) 19:00開演
会場:タワーレコード渋谷店 7F
問い合わせ:タワーレコード渋谷店 Tel: 03- 3496 – 3661

矢沢朋子インタビュー @jazztokyoコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2012-10-03 08:24 | new release