横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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独エンヤ・レコードの設立者でプロデューサーのホルスト・ウェーバーが亡くなったとの一報が入った。肝臓癌を患っていたらしい。ミュンヘンで1971年にエンヤ・レコード(enja records)をマティアス・ウィンケルマンと設立。後にウィンケルマンとは袂を分かつが、両者共エンヤ・レコードの名前でアルバムをリリースしている。親日家で日野皓正、山下洋輔、高瀬アキなどの日本人ミュージシャンをヨーロッパに紹介した。ウェーバーは既に第一線を退き、現在はヴェルナー・アルディンガーが彼の後を引き継いでいる。ウェーバーほど日本人ジャズ・ミュージシャンを愛し、アルバム・リリースやジャズ祭へのブッキングなどを通じてその紹介に努めた人は他にいないだろう。合掌。
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by kazuey1113 | 2012-02-27 01:10 | obituary
岡登志子主宰のダンス・カンパニー、アンサンブル・ゾネの新作公演『Place in the Moment -瞬の場所-』が中村恩恵を迎えて行われる。アンサンブル・ゾネ公演の音楽は、隔年で内橋和久や高瀬アキが担当してきたが、今回は井野信義。井野はこれまでも岡登志子との即興パフォーマンスで大野一雄フェスティヴァルなどで共演している。

2月25日, 26日シアターΧ
2月27日 愛知県芸術劇場小ホール
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by kazuey1113 | 2012-02-24 08:31 | informaion
「生涯のミュージシャン10人」というアンケートが回ってきたことがある。10人なのだが、あれこれ考えこんでしまった。一人だったらどうなのだろう。あるいは生涯のアルバムという問いだったら。やはり「うーん」と考え込んでしまう気がする。

しかし、日本人の写真家で誰が一番好きかという質問には躊躇なく答えられる。2月6日に90歳で亡くなった石元泰博氏だ。もちろん他にも好きな写真家はいろいろいる。しかし、石元氏の写真が一番自分の感性にフイットするのだ。

訃報を知った後、彼の写真集の幾つかをもう一度引っ張り出して見た。目が洗われる。『シブヤ、シブヤ』もその一冊。ノーファインダーで渋谷の交差点界隈を行き交う人々を2003年から2006年にかけて撮った写真集で、そのほとんどは若者の後ろ姿なのだ。Tシャツの絵や服やバッグの絵柄やカタチが面白い。被写体との絶妙な距離感に圧倒される。2007年、三田のギャラリーへその写真展『シブヤ、シブヤ』を観に行った時に老獪にしてフレッシュと感じたことを思い出した。写真集の最後のページにある一枚には、女性の背中に自身の頭部がくっきりと影として写っている。影は飄々としているようで眼力の鋭いその姿を表しているよう。渋谷という街で行き交う若者からエネルギーを吸い取っていたのではないか、などということも考えてしまった。シカゴで撮った写真も見たい。しかし、コレクターズ・アイテムになっている『シカゴ、シカゴ』は入手困難、あっても十数万円というから…。

私は写真批評というのはほとんど読んだことがないが、石元氏の写真における造形性とかモダニズム、構図の素晴らしさ、あるいは社会を見る視線について、写真評論家などがいろいろ書いているのだろう。もちろん日本の戦後写真の草分けということも。だが、私がいちばん凄いなと思うのは、これはという瞬間には既にシャッターを押しきっているところだ。それがまた完璧な構図なのだから。たぶん無駄な動きのほとんどない人だったのではないかと想像する。

彼はうちからごく近いところにお住まいだったようだ。いつだったろう。目黒川沿いをコンデジ片手にお散歩している時、向こうからただならぬ雰囲気を持つカメラをぶら下げた老人とすれ違ったことがあった。もしかするとそれが石元泰博氏だったのかもしれない。合掌。
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by kazuey1113 | 2012-02-11 14:16 | misc.
3月1日から15日まで、ニューヨークのザ・ストーンで「チューリッヒ-ニューヨーク、インタクト・アーティスト・イン・ニューヨーク」と題したフェステヴァルが行われる。キュレーターはパトリック・ランドルト。

タイトルどおり、インタクト・レコードと縁のあるミュージシャンを中心に各々のプロジェクトや様々なセッションが行われる。出演者は、大ベテランのピエール・ファヴレ、イレーネ・シュヴァイツァー、オリヴァー・レイク、アンドリュー・シリルなどから、コー・シュトライフ、シルヴィー・クロヴァジェ、マーク・フェルドマン、イングリッド・ラウブロック、レイ・アンダーソン、フレッド・フリス、ティム・バーン、トニー・マラビー、フランク・メービスの“ディア・ローテ・ベライヒなど。数年前に来日したこともあるスイス人サックス奏者ユーク・ヴッキーハルダーも出演する。

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by kazuey1113 | 2012-02-11 12:08 | informaion
メールス・フェスティヴァルで知られるメールス市が2008年にスタートしたインプロヴァイザー・イン・レジデンス制度。2012年度は近年頭角を現しているドイツ生まれで今はニューヨーク在住のサックス奏者イングリッド・ラウブロック。

詳しくはメールス・フェスティヴァルのHPで。コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2012-02-11 11:45 | informaion
c0098087_1192128.jpgイレーネ・シュヴァイツァーの古稀を記念して昨年(2011年)行われたコンサートのライヴ盤『IRENE SCHWEIZER /TO WHOM IT MAY CONCERN』(Intakt)のCD Reviewをjazztokyoに書いた。
コチラ>>>

このCDは彼女のピアニスト人生が凝縮されたアルバムといっていい。絶妙なプログラミングで、珍しくモンクやダラー・ブランドなどの曲も取り上げている。個人的には、私の好きなカーラ・ブレイの曲《アイダ・ルピノ》を演奏していたのが嬉しかった。とはいえ、シュヴァイツァーの本懐はやはり即興演奏にある。
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by kazuey1113 | 2012-02-11 11:25 | new release