横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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c0098087_15475461.jpgベーシスト齋藤徹が自身のライフワークともいえるテーマを取り上げた公演「オンバクヒタム」が9月16日に座・高円寺で行われる。

「オンバクヒタム」とはマレー語で黒潮のこと。齋藤は、東京中心文化圏、地方→東京→欧米という流れに対抗するオルタナティヴとして、インドネシアから発し、琉球、九州、朝鮮半島、日本列島の日本海側を流れ、稚内に辿り着くもうひとつの黒潮の文化圏をイメージしている。ヨーロッパのインプロヴァイザーとの共演も少なくないが、その一方でマレー、琉球、韓国の表現者との付き合いも長い彼らしいテーマだ。今回の公演では、齋藤を含む未年生まれのベーシストによるトリオ、箏カルテット・螺鈿隊にダンサー田中泯を向かえて、齋藤徹作品(タンゴ・エクリプス、組曲「糸」、舟唄、オンバクヒタム桜調・琉球弧編、ストーン・アウト)が演奏される。

2009年9月16日(水)座・高円寺2
出演:コントラバストリオ・ヒツジ(齋藤徹、瀬尾高志、内山和重)、箏カルテット・螺鈿隊(市川慎、梶ヶ野亜生、小林真由子、山野安珠美)、田中泯

予約・問い合わせ: ビグトリィ 
bigtory@mba.ocn.ne.jp  Tel:03-3419-6261
詳しくはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-08-29 16:23 | informaion
インプロヴァイザーとして来日ミュージシャンや海外での評価も高いギタリスト、今井和雄。9月はソロ、ふたつのデュオ、トリオと彼の多面的な演奏が聴ける。ギターを弾かないかもしれないというソロ。定期的に行っているベーシスト齋藤徹とのデュオ、また同じベーシストながらも全く個性の違う井野信義とのデュオ、このふたつのデュオを聴き比べると面白いだろう。また、昨年doubtmusicからリリースされた『ブラッド』の評価も高いトリオでもライヴも予定されている。

9月4日(金) 東京 千駄ヶ谷 Loop-Line
『今井和雄ソロワークス vol. 49』 今井和雄ソロ

9月12日(土) 東京 入谷 なってるハウス
井野信義 + 今井和雄デュオ

9月17日(木) 東京 下北沢 レディ・ジェーン 
今井和雄トリオ(今井和雄、伊東篤宏、鈴木學)

9月29日(火) 東京、中野富士見町 Plan B 
齋藤徹 + 今井和雄デュオ
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by kazuey1113 | 2009-08-29 16:22 | informaion
c0098087_1542458.jpg8月22日は富樫雅彦の三回忌だった。それに合わせて、1999年8月21日にエッグファームで行われた富樫雅彦・佐藤允彦デュオによるフリー・インプロヴィゼーション・ライヴがCD化されて、発売された。富樫が演奏活動休止する少し前に行われた紀尾井ホールでのコンサートのライヴ盤『コントラスト』は二人の作品を取り上げ、それを一種のモチーフとして即興演奏を展開していたが、エッグファームでのライヴは完全即興演奏。自然体でありながらもクリシエを超えたひとつの境地、30年に渡って共演を重ねてきた二人のインタープレイが聴ける。数々の名盤を残してきた二人だが、完全即興デュオは『双晶』以来ではないのだろうか。そういう意味でも貴重な音盤。個人的にも富樫・佐藤のデュオを観た最後がこの時だったので、感慨深い。

取扱店はディスクユニオン、山野楽器銀座店、ジャズの専門店ミムラ。
また、佐藤允彦のHPから購入できる。コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-08-29 15:45 | new release
c0098087_15264516.jpg昨年12月、BBC Radio3でオンエアされたハダースフィールド・コンテンポラリー音楽祭でのジョン・ブッチャー・グループの演奏がCD化された。盟友クリス・バーン、デュオ他での共演も多いジョン・エドワーズの他に、アナログシンセサイザーのトーマス・レーンなど英独米墺豪のミュージシャン8名で編成されたグループで<somthingtobesaid>という作品を演奏している。ストイックな音響、あるいはノイジーなサウンド、時にはブッチャーの抑制されてはいるが楽器的な演奏などがスコアに基づいて重ねられ、綴られていく。ソノリティを重視した広がりのある音響空間が美しい。

2008年12月にBBC Radio3でオンエアされた際、彼のスコアがBBCのサイトにアップされていた。コチラ>>>

日本での取扱状況は不明だが、Ftarriオンライン・ショップで購入できる。
コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-08-29 15:35 | new release

訃報:ジャンニ・バッソ

イタリアのテナーサックス奏者ジャンニ・バッソが8月17日に亡くなった。1931年5月24日生まれ、享年78歳。50年代にオスカー・バルダンブリーニとの双頭クインテットを結成、60年代はイタリアを訪れたアメリカ人ミュージシャンとの共演も多く、チェット・ベイカー、ジェリー・マリガンなどと演奏を重ねた他、メイナード・ファーガソン・ビッグバンド、クラーク~ボラン・ビッグバンドなとにも参加。自身のバンドでの録音も数多い。合掌。

La Stampaの記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-08-26 23:58 | obituary

訃報:ジョー・マネリ

作曲家、サックス・クラリネット奏者のジョー・マネリが8月24日亡くなった。1927年2月27日生まれ、享年82歳。70年代からニュー・イングランド音楽院で教鞭をとり、79年にスタートさせたマイクロトーナル理論と作曲のコースは他の大学にはないものだった。現在活躍しているミュージシャンで彼の生徒だった者も少なくない。30年以上教職に就いていたため、演奏家として注目されるようになったのは90年代にECMなどから作品が次々とリリースされるようになってからだった。ヴァイオリン奏者のマット・マネリは息子である。合掌。

All About Jazzの記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-08-26 23:35 | obituary

弦動力!

現代邦楽にとどまらず幅広い活動をしている箏奏者八木美知依。ヨーロッパでも好評を得たペーター・ブロッツマン、ポール・ニルセン・ラヴとのトリオではフリージャズ・ファンにもその存在感を示した彼女だが、ドラムスの本田珠也、ベースのトッド・ニコルソンを向かえ東京を拠点とする新たなトリオでの活動を始めている。そのトリオにフランスのチェロ奏者ユーグ・ヴァンサン、シカゴで活躍してきたドラムスの逸材田中徳崇をゲストに向かえ、「弦動力!」と題したライブを新宿ピットインで行う。ジャズ、インプロ、邦楽という領域を超えたエキサイティングなインタープレイが期待できる。即興演奏の面白さもさることながら、八木のオリジナル曲も凛とした美しさがあり、箏という楽器に対する彼女の立ち位置と音楽観が汲み取れるもので、私はとても気に入っているのだ。

日時:9月5日(土) 開場19:30 開演20:00
場所:新宿ピットイン
料金:3000円(1ドリンク付)
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by kazuey1113 | 2009-08-20 19:32 | informaion

グリーンパーク

こういう場所が徒歩圏内にあるのはいいな、と帰省するたびに思う。
風はさわさわと気持ちよいのだが、、、日差しはジリジリと…。
1月バージョンはコチラ>>>
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この光、空気感、やはり北海道ならでは。
ここ帯広で飲むコーヒーは専門店でなくてもなぜか美味い。それはきっと水質の違いと豆の保存に適した気候だからなのだろう。
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by kazuey1113 | 2009-08-16 20:49 | misc.
レス・ポールが8月13日に94歳で亡くなったというニュースはNHKでも流れた。晩年はイリジウムでよくライブを行っており、生涯現役であったことは驚きに値する。

NY Timesの記事はコチラ>>>

その前日、1965年から晩年までジョン・コルトレーンのドラマーを務め、1966年のコルトレーン日本ツアーの際も共に来日したドラマー、ラシッド・アリが76歳で亡くなった。

NY Timesの記事はコチラ>>>

合掌。
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by kazuey1113 | 2009-08-16 20:22 | obituary

Point of Departure Issue 24

Point of Departure Issue 24の表紙はジョン・カーターとボビー・ブラッドフォード。CDレビューMoment's NoticeでもブラッドフォードのCDが取り上げられている他、ジェームス・ニュートンも文章を寄せている。

Travellin’ Lightはアブ・バースとイグ・ヘンネマン。"What are your three favorite venues?"という問いの答えにはスーパーデラックスの名前も挙げられており、終演後に行ったレストランも日本は好印象だったもよう。今秋、この二人は箏の八木美知依とオランダと日本ツアーする予定らしい。

CDレビューMoment's Noticeは、日本で紹介されることが少ないアルバムも取り上げられているので要チェック、ビル・シューメイカーやスチュワート・ブルーマーなどのコラムも忘れずに。

Point of Departureはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-08-10 19:50 | informaion