横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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『佐藤允彦/巴翁戯楽』

c0098087_737515.jpg佐藤允彦のニューリリースは、なんとバッハをジャズで弾いた『巴翁戯楽』(BAJ Records)。巴翁戯楽は「はおうぎがく」と読む。バッハは中国語で「巴赫」と書くので、巴爺さんの冗談音楽という意味でこのようなタイトルにしたそうだ。そのいきさつは佐藤允彦のHP上のエッセイになかなか面白く書かれていて、なんとバッハの≪InventionⅠ≫と佐藤アレンジの≪InventionⅠjazz version≫の譜例まで載っている(コチラ>>>)。

原曲は間違いなくバッハなのだが、実に心地よくスウィングしていてジャズにしか聞こえない!巴赫先生もお墓の中で聞き慣れぬ音に苦笑しているのでは。いや、意外と体を揺らしているかもしれない。見れるものならその顔を見たいものである。ライヴならば、どんどんインプロヴィゼーションするだろうから、巴翁は途中置いてぼりにされてしまうかも。ジャズということでお許しを願うのだろうが、それはそれでまた面白そう。共演は加藤真一(b)と村上寛(ds)。佐藤の余裕たっぷりのプレイと遊びゴコロ、今まで聴いたなかで一番楽しいバッハ?だった。

購入はライヴ会場とHPでの通販のみになる。購入はコチラ>>>

佐藤允彦トリオ『巴翁戯楽』発売記念ライヴ
6月6日(土)  新宿ピットイン
6月26日(金) 吉祥寺ストリングス
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by kazuey1113 | 2009-05-27 08:19 | new release

シルヴィー・コルバジェ

第2回 JAZZ ARTせんがわ」にイクエ・モリと巻上公一とのプロジェクトAGRA DHARMAで出演するシルヴィー・コルバジェ(5月24日のブログ>>>)は今回が初来日。AGRA DHARMAで釧路、札幌、東京、深谷、京都とツアー、最終日は巻上が立ち上げた湯河原現代音楽フェスティバルにも出演する。ツアー情報は巻上のHPのconcertで>>>
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by kazuey1113 | 2009-05-25 07:41 | informaion

第2回 JAZZ ART せんがわ

調布の仙川に昨年オープンしたせんがわ劇場を中心にしたフェスティバル「第2回 JAZZ ART せんがわ」が6月12日から14日にかけて開催される。総合プロデューサーは巻上公一。フェスティヴァル詳細はコチラ>>>

出演者は、なら春子トリオ、ジンタらムータ、吉増剛造+大友良英+巻上公一、藤原清登コントラバスソロ、アルタードステイツ、こどものための声あそび(巻上公一、蜂谷真紀)、坂本弘道スペシャル、ドラびでお、八木美知依トリオ、AGRA DHARMA、RUINS alone、藤原清登 Jump Monk Orchestra、COMBO PIANO、ヒカシュー featuring 梅津和時、坂本弘道ソロ、坂田明+ジム・オルーク+井野信義+田中徳崇、John Zorn's Cobra Tokyo Sengawa operation 内橋和久部隊。ジャズに拘らず今日的な活動をしているミュージシャン達が顔を揃えている。

他にもdoubtmusicから『梅津和時、演歌を吹く』を出している梅津による“梅津和時 演歌を吹き、語る。”の無料コンサート、自由即興や神出鬼没のクラブ「CLUB JAZZ 屏風」というイベントもある。

AGRA DHARMAは、ニューヨークからイクエ・モリ、シルヴィー・コルバジェが来日し、巻上と行うプロジェクト。シルヴィー・コルバジェは90年代終わりに頭角を現したスイス人ピアニストだが、現在ニューヨーク在住。マーク・フェルドマンとのデュオの他、イクエ・モリなどダウンタウン・シーンで活躍するミュージシャンと共演。最近作は『Signs Epigrams』(Tzadik)、『Lonlyville』(Intakt)(以前に書いたリリース情報はコチラ>>>)。
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by kazuey1113 | 2009-05-24 10:52 | informaion
高瀬アキ&ルイ・スクラヴィスDUO日本ツアーの詳細が全て決定!
新宿ピットインのみ5月31日より前売り開始、それ以外は前売りまたは予約受付中!詳しくはコチラ>>>

7月4日(土) 埼玉県 深谷 ホール・エッグファーム
7月5日(日) 静岡 青嶋ホール
7月6日(月) 東京 新宿ピットイン
7月7日(火) 広島 オリエンタルホテル チャペルコンサート
7月8日(水) 神戸 旧グッゲンハイム邸 ゲスト:岡登志子(dance)

『横浜発-鏡像』
多和田葉子(text、朗読) 高瀬アキ(音楽・構成、piano) 
ルイ・スクラヴィス(cl, sax) 川口ゆい(dance)
7月11日(土)横浜 赤レンガ倉庫1号館ホール
7月12日(日)横浜 赤レンガ倉庫1号館ホール

『YOKOHAMA / Aki Takase & Louis Sclavis』(Intakt)がツアーに合わせて世界に先駆けて日本で先行発売、またルイ・スクラヴィスの新譜『ロスト・オン・ザ・ウェイ』(ECM→ユニバーサル)も7月1日発売急遽決定!
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by kazuey1113 | 2009-05-22 07:44 | informaion

徹の部屋 Vol.2

ベーシスト齋藤轍が、3月にスタートさせた隔月コンサート・シリーズ『徹の部屋』。その第2回が5月29日に行われる。場所は東中野ポレポレ坐の一階にあるカフェ・スペース。

今回は3匹の羊、ではなく未年生まれの3人のベーシストの共演。親羊・齋藤徹に、高瀬アキや林栄一などとも共演を重ねている北海道の瀬尾高志とラ・フォル・ジュルネにも出演した「本歌取りプロジェクト」代表として独自の活動も行っている北九州生まれの内山和重という元気な子羊2匹で、齋藤徹のオリジナル曲からタンゴ・アジアものを演奏。7月17日に予定されている第3回箏アンサンブル編と合わせ、それを発展させてダンサーも加えた「オンバク・ヒタム」公演をしようと考えているとか。そのことについては齋藤徹が自身のブログに裏話も含めていろいろ書いている(コチラ>>>)。ちなみにオンバクヒタムとはマレー語で黒潮のこと。

徹の部屋 Vol.2 「3匹のひつじ年ベーシストの夜」
日時:2009年5月29日(金) 18:30open/19:30start
出演:齋藤徹、瀬尾高志、内山和重
演奏曲目:タンゴ・エクリプス、糸、舟歌(朱い場所より)、オンバク・ヒタム桜鯛、ストーン・アウト
チケット:前売2,700円 当日3,200円 (+ワンオーダー )
場所:Space&Cafe ポレポレ坐
TEL : 03-3227-1405 event@polepoletimes.jp
詳しくはコチラ>>>

追)齋藤徹からの最新情報によると9月16日に座・高円寺で「オンバク・ヒタム」公演が決まったそう。5月19日ベーストリオ+7月17日の螺鈿隊(箏アンサンブル)に田中泯も入った公演となる。「オンバク・ヒタム」は齋藤のライフワークともいえるテーマ。こちらも要注目である!
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by kazuey1113 | 2009-05-19 20:57 | informaion

仏蘭西 et ジャポン

ピアニスト矢沢朋子と筝の八木美知依によるライブが赤坂見附のカーサ・クラシカで5月30日に行われる。

なぜこの二人なのか。そのわけはテーマ【仏蘭西 et ジャポン】、すなわちベル・エポック。

クロード・エルフェに学び、現代音楽を得意とし、それを演奏してきた矢沢朋子ならではの印象派の解釈によるドビュッシーはききもの!彼女曰く、ドビュッシーをロマン派と同じアプローチで弾いている人がほとんどとか。エルフェは現代音楽だけではなくドビュッシーも上手かったそう。印象派の印象派たる演奏を聴く滅多にないチャンスである。また、ルイ・マル監督の映画『鬼火』でサティの曲を弾いていたのもエルフェ。私はサティは酒場で聞くのもまたいいのではないかと思っているので、こういうシュチュエーションで聴くのも一興かと。

そして、ペーター・ブロッツマン、ポール・ニルセン・ラヴとのトリオをはじめ、最近はフリージャズや即興シーンでの国際的な活躍のほうが目立つ八木美知依。『Seventeen』(レヴュー@jazztokyoはコチラ>>>)という素晴らしいソロCDも出している彼女ならではのアコースティック演奏を聴く貴重な機会でもある!

ベル・エポックなのでシャンパン&ショコラ付き(←こちらは要予約)。
マチネ(PM1:45スタート)なのでどうかお間違いなく!

【仏蘭西 et ジャポン】

日時:5月30日(土) 開場13時 開演13時45分
会場:カーサ・クラシカ
出演:矢沢朋子(ピアノ) 八木美知依(箏) 横井一江(お話)
料金:予約4000円(シャンパン&ショコラ、コーヒー又はティー&お菓子)
当日4000円(1ドリンク付)
予約・問い合わせ:03-3505-8577(PM5:00以降)
*準備の都合上シャンパン&ショコラ・セットはご予約の方のみ
*ご予約は5月26日まで

演奏曲目:版画、レントより遅く(ドビュッシー)、ジムノペディ(サティ)、情景三章(沢井忠夫)、ホエア・フラミンゴス・フライ(M.スポリャンスキー)他

横井は進行を頼まれてしまった。ライブに行った時に、「丁度いいから、なんか話してよ」なんて頼まれて、「えー」となったこともあった。今回はあらかじめ頼まれたものの、どうやら世の中のピアニストとという職種の人は人使いが荒いみたい。とはいえ、ベル・エポックな気分もまた楽し…。

サティといえば、≪スポーツと気晴らし≫という作品があった。そうしたい…。せめて夏には休暇を…。
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by kazuey1113 | 2009-05-19 13:19 | informaion

ターメリックと蜂蜜

今月初め、連休中に風邪をひいた。熱が下がってもなかなか治らず、気管支炎の一歩手前。医者にもらった薬はただただ眠くなるだけ。ゲホゲホ咳き込んで、人と話をするのもツライ。こんな時に限って、大至急でライナーノートを頼まれたりする。他もやることワンサカあるのに…。でも、来日するスクラヴィスの新譜『ロスト・オン・ザ・ウェイ』(ユニバーサル)じゃあ断れない。連休前にはこれも急ぎで頼まれた『YOKOHAMA / Aki Takse & Louis Sclavis』(Intakt)のライナーを書いて、英訳してもらったのをチェックして送ったばかり。(国内盤ではないけれど日本語+英訳のライナー付、もう一人スイス人の評論家のライナー独語+英訳も) 予定外のライナーノートづくし。なんだかスクラヴィスを呼んだ責任を取らされているような変な気分。どちらも来日に合わせてリリースされる予定なので。

なんとしてでも風邪を治さないといけない。そこでインド人に教えてもらった民間療法を試してみることにした。ターメリックを蜂蜜に練りこんで、水あめのような感じにしたものをペロリ。それが効いた!インド人曰く、風邪のひき始めにコンコンやっているときにそれを飲むと効果てきめん、すぐ治るとか。ハズレても副作用はなし。ターメリックと蜂蜜を練ったものを暖めた牛乳に溶かして飲むという手もある。こちらは普通に美味しかった。咳をしていると白い目で見られかねない昨今、よかったらお試しあれ。

高瀬アキ&ルイ・スクラヴィス日本ツアーの詳細はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-05-18 13:27 | misc.
7月に来日し、高瀬アキと共に日本ツアーを行うルイ・スクラヴィス。7月1日に来日記念盤としてリリースされる予定のECMの新譜『ロスト・オン・ザ・ウェイ』、今日パリで行われる「ロスト・オン・ザ・ウェイ」クインテットのコンサートがラジオフランスの番組Jazz Clubで5月29日フランス時間22時30分(日本時間30日5時30分)からオンエアされる。放送後24時間はストリーミングで聴くことが出来る筈。コチラ>>>

高瀬アキ&ルイ・スクラヴィスDUO日本ツアーの詳細はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-05-11 19:18 | informaion
c0098087_20303428.jpg詩の風景・詩人の肖像』(書肆山田)で今年初め二度目の読売文学賞を受賞した白石かずこ(この本についてはコチラ>>>)。読売文学賞を2回受賞するのは三島由紀夫以来らしい。快挙である。

そして、彼女の3冊目の翻訳詩集『My Floating Mother, City』が今年ニューヨークのNew Directionsから出版された。これもまたスゴイことである。表紙は若い頃の写真。今回翻訳されたのは、『浮遊する母、都市』(書肆山田)や『満月のランニング』(本阿弥書店)、『ロバの貴重な涙より』(思潮社)などに収められている「浮遊する母、都市」、「最初の風は 石のくにから始まった」や「仙台メトロ・ギリシャ通り」などの詩。

「ちいさな惑星」はアレン・ギンズバーグがナプキンに手書きで訳したものが残されてらしく、それが写真で載っている。ギンズバーグが他人の詩を翻訳したのはこの一回だけらしい。それを見て、井野信義と梅津和時も出演したギンズバーグの来日公演を思いだした。彼女のレインボーカラーの衣装が素敵だったことも。

白石かずこの詩には、他の国の読み手にもある種のリアリティを喚起させるユニバーサルな感性があると思う。そういう意味でも日本では希有な詩人といえる。ジャズ・ミュージシャンとのコラボレーションでもパイオニア。なかでも『Dedicated To The Late John Coltrane』(ブリッジ)は傑作(レビュー@jazztokyoはコチラ>>>)。沖至や豊住芳三郎とのCDもリリースされたが、今では入手困難かもしれない。『My Floating Mother, City』の出版を記念してニューヨークで沖至とパフォーマンスを行ったという。
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by kazuey1113 | 2009-05-09 21:16 | new release

虹が彼方に・・・

c0098087_20213239.jpg大崎駅に着いたらケータイを手にした人だかりが。何かと思って覗いてみれば、虹が二重にかかっていた。

連休に入ってまもなく風邪をひき、数日ネコんでも未だ回復せず、まだ声がマトモに出ない。咳き込みながらキーボードをカシャカシャやるも長続きせず、仕事の予定が大幅に狂って凹んでいただけに、少しだけ気分が明るくなった・・・つもり。

それにしてもこの界隈、再開発途中で美しいにはほど遠い眺めでアル。
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by kazuey1113 | 2009-05-08 20:37 | misc.