横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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今井和雄トリオ・ライブ

c0098087_10304129.jpg昨年リリースしたCD+DVD『ブラッド』(doubtmusic dmf-124(CD) / 125(DVD)が各方面で注目され、また各メディアで好評を得てた今井和雄トリオのライブが下記のとおり行われる。また、今井はソロ・ワーク、昨年ぐらいから始めている井野信義、千野秀一とのユニットでも活動中。こちらも要注目!


*今井和雄トリオ
今井和雄(guitar), 伊東篤宏(optron), 鈴木學(electronics)
2月28日(土) 東京 下北沢 レディ・ジェーン
3月4日(水) 東京 新宿ピットイン

*今井和雄ソロワークス Vol. 47
3月1日(日) 東京 千駄ヶ谷 Loop-Line

*井野・千野・今井
井野信義(bass), 千野秀一(piano), 今井和雄(guitar)
3月20日(金・祝) 東京 新宿ピットイン 昼の部

アルバム『ブラッド』は、jazztokyoの「2008年この一枚」でも取り上げたが、私的には昨年リリースされたアルバムの中でもベストな一枚だ。コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-02-28 10:57 | informaion

訃報:イアン・カー

イギリスのトランペッター、イアン・カーが2月25日に亡くなった。1933年4月21日スコットランド・ダンフリーズまれ、享年75歳。60年代にドン・レンデルとのクインテット、その後ジョン・マクラフリンとも活動、1969年にジャズ・ロック・バンド”ニュークリアス”を結成した。私個人的にはやはり『Belladonna』などを出していた70年代の活動が一番印象に残っている。彼はまたマイルス・ディヴィス、キース・ジャレットのディスコグラファーでもあり、音楽関係の執筆も行っていた。

The Independentの記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-02-27 19:57 | obituary
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ベーシスト齋藤轍が、東中野ポレポレ坐の一階にあるカフェ・スペースで隔月コンサートを行う。題して『徹の部屋』。「即興系の演奏でなく、人と人とが出会えるような催しにしたい」とのことからスタッフと相談した結果、半ば冗談からこのようなタイトルになったとのこと。

3月6日に行われる第一回は南アフリカのダンサージャッキー・ジョブを迎えての『アフリカの夜』。時をほぼ同じくして、3月14日から東中野ポレポレ坐とイメージフォーラムで本橋成一の最新作『バオバブの記憶』が上映され、スペースにもバオバブの写真が飾られることになっている。バオバブはアフリカなどに生える樹木だが、サン・テグジュペリの『星の王子さま』で星を破壊してしまうという木として描かれていたのはその巨大さゆえか…。

徹の部屋 Vol.1 「アフリカの夜」
日時:2009年3月6日(金) 18:00open/19:30start
チケット:2,000yen+ワンオーダー
場所:Space&Cafe ポレポレ坐
space-cafe@polepoletimes.jp
TEL : 03-3227-1405(担当:中植きさら)
詳しくはコチラ>>>

また、第二回は5/29にコントラバスアンサンブル、第三回は7/17に箏アンサンブルを予定しているとのこと。
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by kazuey1113 | 2009-02-22 12:26 | informaion
c0098087_1027011.jpg一週間くらい前であるが、趣味が高じて「アジア系アメリカ人のジャズ」について蒐集・研究なさっている方と知り合った。それをテーマに研究発表もなさったことがあるという。その時、そういう切り口もあるんだ。そういう視点から捉えるとまた違ったものが見えるかもしれないんだろうな、と思った。「asianimprovのアジア系アメリカ雑記帖」というタイトルでブログも書いているので興味のある方はコチラ>>>

思い起こせば、アンソニー・ブラウンがエイジアン・アメリカン・オーケストラを結成したということを知ったのは随分と前のことだった。そのオーケストラも昨年10周年を迎え、それを記念するCDもリリースされた。きっちり作編曲されており、オーケストラ作品として聞けるように編集されている。中にはゲストでディヴィド・マレイやスティーヴ・レイシーが参加したトラックも含まれている。以前もアジア系アメリカ人ジャズ・ミュージシャンはいただろうが、目立たない存在だった。今では、ダウンタウン・シーンで活躍しているヴィージェイ・アイヤーをはじめ、ジャズやインプロの演奏現場で活躍するアジア系のミュージシャンが増えていることは確かだ。またThe Asian Improv aRtsという団体もある。HPはコチラ>>>

だが、「アジア系アメリカ人のジャズ」という定義づけ、また人種で括るということはビミョーな問題も抱えているだろう。そして、それを語る時はそのコミュニティ、いかに移民達が社会に受け入れられていったのかという社会的な要因も併せて検証することが必要とされるに違いない。難しいが、興味深いテーマでもある。アメリカではアカデミックな場でもミシガン大学のジョセフ・ラム教授のようにアジア系アメリカ人の音楽をテーマに論文を書いている人もいる。文学の世界ではアジア系アメリカ文学研究も行われているので、是非今後も研究を続けていただきたいもの。
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by kazuey1113 | 2009-02-22 11:20 | informaion

ミヤ・マサオカ

NY在住の箏奏者ミヤ・マサオカが来日中。2月18日(水)にスーパーデラックスでマルコス・フェルナンデス(per)、臼井康浩(g)とライブを行う。

詳しくはコチラ>>>

ミヤ・マサオカは日系アメリカ人、レーザー箏を使った演奏やギャラリーでのコンセプチュアルなパフォーマンスをしていたこともあり、エキセントリックな先入観が私個人的には先行していたが、たおやかでありながらもインテレクチュアルな優れた即興演奏家でもある。箏で即興演奏する日本人ミュージシャンもいろいろいるが、彼女達との感性の違いがとても興味深い。
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by kazuey1113 | 2009-02-17 08:00 | informaion
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Photo: Dagmar Gebers(Aki Takase), Kazue Yokoi(Louis Sclavis)

昨日から高瀬アキ&ルイ・スクラヴィスDUOはヨーロッパをツアー中。2月19日と20日にはバーデン・バーデンで新譜(Intakt Records)のための録音も行われる。

このデュオで7月を日本ツアー。また、7月11日(土)12日(日)に横浜開港150周年企画として行われるテキスト・音楽・ダンスによるコラボレーション『横浜発-鏡像』(神奈川芸術文化財団主催)にもこの両名が出演する。

高瀬アキ&ルイ・スクラヴィス
7月4日(土) 埼玉県 深谷 ホール・エッグファーム
7月5日(日) 静岡 青嶋ホール
7月6日(月) 東京 新宿ピットイン
7月7日(火) 広島 オリエンタルホテル チャペルコンサート (予定)
7月8日(水) 神戸 グッゲンハイム邸 ゲスト:岡登志子(dance) (予定) 

『横浜発-鏡像』
多和田葉子(text、朗読) 高瀬アキ(音楽・構成、piano) 
ルイ・スクラヴィス(cl, sax) 川口ゆい(dance)
7月11日(土)横浜 赤レンガ倉庫1号館ホール
7月12日(日)横浜 赤レンガ倉庫1号館ホール

ツアーの詳細等は随時こちらにアップする予定なので是非アクセスを。
コチラ>>>
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by kazuey1113 | 2009-02-15 12:15 | informaion
ブロッサム・ディアリーがニューヨークの自宅で2月7日に亡くなった。1926年4月28日ニューヨーク州イースト・ダーハム生まれ、享年82歳。1940年代にウディ・ハーマン・オーケストラのコーラスの一員としてキャリアをスタートさせた。50年代初め、渡仏しパリでコーラス・グループ、ブルー・スターズで活躍。また、伴侶となるボビー・ジャスパーとそこで出会う。パリから帰国後、Verve、Capitolなどに録音。1974年には自身のレーベルDaffodilを設立、そこから多くのアルバムをリリースしている。ちょっとブリッコに聞こえる声質になんとなく松田聖子を連想してしまうのだが、わざとではなくこういう声の持ち主なのだ。ビバップがベースにあるが、よくスウィングする歌は上手く、キャバレー歌手的な側面も持つ。声の好き嫌いはともかく、彼女のようにウィットのある弾き語りが出来る歌手はいそうでいないと『Blossom Dearie』(Verve)を十年ぶりくらいに引っ張り出して聞きながら思った。

Los Angels Timesの記事はコチラ>>>
The Guardianの記事はコチラ>>>
New York Timesの記事はコチラ>>
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by kazuey1113 | 2009-02-10 20:36 | obituary

タロン:箏パワートリオ

c0098087_985372.jpgペーター・ブロッツマン(sax)、ポール・ニルセン・ラヴ(ds)、八木美知依(箏)のトリオは、最近見たプロジェクトの中では最もパワフルなもののひとつだった。ヨーロッパ・フリーの大御所にしてサックスのヘラクレス、現在最も評価の高いドラマー、この二人に負けず劣らず緩急自在、アグレッシヴなプレイも打ち出す逞しき箏奏者八木。このトリオはヨーロッパでも既に高い評価を得ている。

その八木美知依の箏パワートリオ≪タロン≫の特別版がゲストに坂田明を迎え、3月4日に行われる。

日時:3月4日(水)19:00開場 19:30開演
場所:公園通りクラシックス
出演:八木美知依(箏) 本田珠也(ds) スペシャルゲスト:坂田明(sax)
料金:前日までの予約3000円 当日3500円 (共に1ドリンク付)
Tel/Fax: 03-3464-2701 (17:00-22:00 月休)

日本語では爪、だが英語ではnail, claw, talon等々、なんのツメかによってそれぞれ違う。プロジェクト名タロン(talon)は辞書によると「(特に、猛鳥類の)つめ」とある。ところで箏爪の英訳は?
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by kazuey1113 | 2009-02-07 09:46 | informaion

ジョン・ゾーン

c0098087_8514958.jpgジョン・ゾーンの音楽について書かれた本、『John Zorn: Tradition and Transgression』がIndiana Unversity Pressから出版された。著者のJohn Brackettはユタ大学准教授の音楽学者。本が届いたばかりで、まだパラパラとページをめくっただけだが、ジョン・ゾーンから提供された譜例もかなり載っており、音楽学者ならではの専門的な分析がなされているようで、そういう意味では貴重な本といえるだろう。だが、一般の音楽ファンには専門的すぎるのが難。
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by kazuey1113 | 2009-02-07 09:06 | new release