横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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マリオ・ジャコメッリ

偉大な詩人と出会った時のような大きな印象を残し、先日会期終了した「マリオ・ジャコメッリ展」。それがNHK新日曜美術館で特集される。

5/25(日) NHK新日曜美術館 9:00-10:00(再放送:同日20:00-21:00)
この人が語る私の愛する写真家 辺見庸 私とマリオ・ジャコメッリ」 
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by kazuey1113 | 2008-05-23 07:41 | informaion
アンドレア・チェンタッツィオはイタリア人パーカッション奏者で今はアメリカに住む。ジョルジオ・ガスリーニやスティーヴ・レイシーが師という彼は、70年代から80年代にかけて多くのフリー・ミュージックの演奏家と共演を重ね、自身のレーベルIctusからその録音をリリースしてきた。その中にはまだ無名だったジョン・ゾーンなどとの共演もある。一時、演奏活動を休止し、レコードも廃盤状態だったが、近年演奏活動を再開し、Ictus Recordsも再スタートさせた彼について紹介記事をjazztokyoに書いた。コチラ>>>

この記事を書くにあたってチェンタッツィオから写真を提供してもらった。送られてきた写真を見たら、貴重なセッション風景がいろいろ。スティーヴ・レイシー、アルバート・マンゲルスドルフ、またジョン・ゾーンなどが写っている。みんなまだ若い。。。

最近チェンタッツィオは在米日本人演奏家とも共演している。日本での公演を望んでいる彼の夢がいつの日か実現することを祈りたい。

Ictus RecordsのHPはコチラ>>>
国内流通状態は不明だが、上記HPからもCDを購入できる。
iTunes Storeでもダウンロード可能。検索はAndrea Centazzoで。
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by kazuey1113 | 2008-05-20 20:55 | column
メタリック・コルトレーンと呼ばれたヴァイヴラフォン奏者ウォルト・ディッカーソンが5月15日に心不全のために亡くなったとの情報が入った。多くのディスコグラフィーの出生データは1931年となっているが、1928年4月10日生まれで享年80歳だった。リーダー作は悠雅彦氏プロデュースの『Tell us only the beautiful things』 (Whynot)、『Yesterdays』(Whynot)など。

All About Jazzの追悼記事はコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2008-05-18 22:42 | obituary

フリージャズ復権?!

c0098087_1241342.jpgフリージャズ復権?!昨日(5月16日)、新宿ピットインでのHeavyweights!(ペーター・ブロッツマン+佐藤允彦+森山威男)を観て、ふとそう感じた。

合計年齢約200歳、しかし演奏はフレッシュ!それを堪能したこと、そこにまだまだ可能性が開かれていると感じたこと以外に、若いリスナーを会場で見かけたからである。ブロッツマンは羽野昌二とツアーしている時も若い人にいろいろ声をかけられたらしい。また、アメリカでもヨーロッパでも若い世代がブロッツマン世代の演奏を聞きに来ているという。昨年11月に訪れたチューリッヒのUNERHOERT!でもイレーネ・シュヴァイツアー+オリバー・レイク+レジー・ワークマン+アンドリュー・シリルの演奏を若い人達が沢山聴きにきていた。

「なぜだろう」とブロッツマンに振ったところ、「今の40代ぐらいのミュージシャンが大したことやらなかったからだよ」とバッサリ。それだけではなく、コンピュータの前に座る時間が長くなった反面、生身のコミュニケーションが著しく減少しつつある状況下で、無意識のうちに失われたものを求めているのではないか、ということで意見が合った。フリージャズは、新自由主義のもたらした弊害の中でもがく現代社会の波動を受けて共振し始めているのかもしれない。なぜなら、ジャズはいつの時代も社会的な事象と深く繋がっているからである。

サウンドの熱さにそんなことを考えたのだった。

ブロッツマンの今後のライブはコチラ>>>

写真は5月16日@新宿ピットイン
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by kazuey1113 | 2008-05-17 15:43 | column
二人のピアニスト、矢沢朋子と大澤香織による「クラシックとジャズのピアニズム」と題したライブが行われる。

矢沢は現代音楽を得意とするピアニストだが、Absolute-MIXと題した未来志向のエレクトロ・アコースティックのプロジェクトを行ったり、自身のレーベルでCDをリリースしたりと多彩な活動をしている。他方の大澤香織は昨年Leo Recordsからリリースしたソロ・アルバム『Aluminum』が海外でも高く評価され、All About Jazzの2007年度"The Best Debut Album of the Year"にも選ばれた。

今回、矢沢はショパン、リゲティなどの作品、自身の編曲によるレィディオヘッドの≪Kid A≫などを演奏。また大澤は『Alminium』にも収録されている曲を中心にオリジナル曲やセロニアス・モンクの≪ベムシャ・スウイング≫などと即興演奏。途中、音楽評論家悠雅彦も交えたトーク・タイムも予定されている。

日時: 5月29日(木) 18:00開場 19:00開演
場所: カーサ・クラシカ
出演: 矢沢朋子(pf) 大澤香織(pf)
プログラム: 詳細はコチラ>>>
料金: 2500円(ミュージックチャージ)+オーダー
予約: TEL: 03-3505-8577(PM5:00以降) FAX: 03-3505-8577
     Mail: info@casa-classica.jp

矢沢によるとこの企画は「ショパンde異文化交流」ということから思いついたのだそう。詳しくはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2008-05-14 19:45 | informaion

Immigration Company

ギタリスト谷川卓生のプロジェクトImmigration Companyのライブが下記のとおり行われる。EXIAS-Jにも参加していた3人にボーカルのヒグチケイコが加わる。題して「SONGS FOR THE IMPROVISATION」。そのタイトルどおり「ボーカルミュージックだが、即興性の強いもの」だという。

日時: 5月17日(土) 19:00開場 19:30開演
場所: 渋谷 公園通りクラシックス
出演: Immigration Company
     谷川卓生(g) 河崎純(b) 神田晋一郎(p) ヒグチケイコ(vo)
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by kazuey1113 | 2008-05-14 18:59 | informaion
アンサンブル・モデルンによるシュトックハウゼン追悼公演が下記のとおり開催される。また、同時に東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト主催で、アンサンブル・モデルンのアカデミーが、特別講師にスティーブ・ライヒも迎えて行われる。

1.シュトックハウゼン追悼公演 
アンサンブル・モデルン -シュトックハウゼンの音楽-
日時: 2008年5月16日(金)19:00開演 (18:30開場)
会場: 東京ウィメンズプラザ 
入場料:5,000 円(全席自由/予約制)
チケット申込み方法等詳細はコチラ>>>
主催: 財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーワンダーサイト 
     Goethe-Institut Tokyo
プログラム:
「ソロ フルートのための(1966)」
「クロイツシュピール オーボエ、バスクラリネット、ピアノ、3打楽器のための(1951)」
「小さなハルレキン クラリネットのための(1975)」
「『マントラ』2人のピアニストのための (1970)」

2. インターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー 2008
特別講師:スティーブ・ライヒ (5月14日からの参加予定)
日程: 2008年5月13日(火)~5月17日(土)
会場: トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス
     トーキョーワンダーサイト渋谷
     東京ウィメンズプラザ
聴講コース:  料金 1日 1,000円/全日 5,000円 
詳細はコチラ>>>
参加方法:聴講はご予約を受け付けておりません。直接会場へご来場ください。
※ スティーブ・ライヒ参加講義のみ、一時間前より整理券を発行
お問い合わせ: トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス
          TEL:03-5766-3732 / FAX: 03-5766-3742
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by kazuey1113 | 2008-05-14 00:44 | informaion
戦後日本のジャズ文化』(青土社)、『その言葉、意義あり!』(中公新書ラクレ)他の著作で知られる学者兼ローカル・ピアニスト、マイク・モラスキーが国際日本文化研究センター東京講演会で講演を行う。テーマは「日本のジャズ喫茶文化-反懐古趣味の視点」。もう一人の講演者は笠谷和比古。詳細は下記のとおり。

日時:平成20年6月7日(土)13:30-16:00
総合テーマ: 『日本文化を考える』
会場: 有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11階)

挨拶: 猪木武徳 国際日本文化研究センター所長

司会: 細川周平 国際日本文化研究センター教授

講演者・演題

マイク・モラスキー
ミネソタ大学アジア言語・文学学科教授/国際日本文化研究センター外国人研究員
「日本のジャズ喫茶文化-反懐古趣味の視点」
[講演要旨]
1960-70年代にはモダン・ジャズを大音量でかける専門の喫茶店が、日本の若者の間で流行していた。たとえば、1976年の時点で全国のジャズ喫茶の数が500軒を上回ったほどである。しかし、ジャズ喫茶とはいったい何だったのか。店主やファンたちによる、懐古趣味的な著書は多いが、学者による分析は意外に少ない。本発表では、時代と共に変貌してきたジャズ喫茶を、主に〈メディアの場〉と〈文化空間〉として捉えてみたい。

笠谷 和比古
国際日本文化研究センター教授
「武士道と現代」
[講演要旨]
武士道とは何か。武士道は今日なぜ注目されるのだろうか。それは現代の日本社会が抱えている、学校のいじめや、組織の不正・偽装の問題に対して何がしか有効な手だてを施してくれるものなのだろうか。ミリオンセラーを記録した新渡戸稲造の『武士道』に書かれている内容は、徳川時代における実際の武士の思想と行動を反映したものなのだろうか。講演では武士道をめぐるさまざまな問題をとりあげながら、その現代社会における意義について考えていく。

受講料: 無料

申込:
1. 申込方法:
電話、ハガキ、FAX、Emailで申込受付(ハガキ・FAX・Emailの場合、住所・氏名・電話(FAX)番号・催物名を明記のこと)
2. 申込先:
〒610-1192
京都市西京区御陵大枝山町3-2
国際日本文化研究センター研究協力課
TEL 075-335-2078
FAX 075-335-2092
Email :koenkai@nichibun.ac.jp
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by kazuey1113 | 2008-05-12 19:49 | informaion
c0098087_2157312.jpgジョージ・ルイスがシカゴAACMの歴史についての本を書いているという噂を聞いてからいったい何年経ったろう。ベルリンで会った本人に「来年の秋に出るよ」と言われたのが2006年。そして、昨年9月にアマゾンに発注してから待つこと8ヶ月、やっとやっとその本が届いた。正式なタイトルは『A Power Stronger Than Itself: The AACM and American Experimental Music』(The University of Chicago Press)。それにしても分厚い労作、大作。これを読破するには時間が必要だ。しかし、いかにそれを捻出するか、それが問題である。日本語の本は早読みを特技としているのだが、英語の本はノロノロ、まるでカタツムリ並の速度。でも、カタツムリが葉っぱの上に登場する梅雨入り前には読了している筈…。

表紙の写真はアミーン・ムハマド(tp)。89年頃エドワード・ウイルカーソンJrのバンドで来日したこともある。なぜかアート・アンサンブル・オヴ・シカゴがブルーノート東京の招聘で来日した時(たぶん90年)、ローディとして来ていた。誰かが彼の写真が掲載されているスイング・ジャーナルを見せたら、ひどく喜んでいたっけ。表紙を見ながら、そんなことを思いだした。そのアミーンは2003年に48歳で亡くなっている。
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by kazuey1113 | 2008-05-08 21:57 | informaion
バリー・ガイのロンドン・コンポーザース・ジャズ・オーケストラ(LJCO)が5月21日にスイスのジャズ・フェスティヴァル・シャフハウゼンに出演。LJCOの最後のステージは1998年ベルリンジャズ祭なので、実に10年ぶり。今回は往年のメンバーに加え、マツ・グスタフソン、ルカス・ニグリなども参加。新作≪Radio Rondo≫をゲストにイレーネ・シュヴァイツアーを迎えてプレミア公演、また名曲≪Harmos≫(同作品が演奏された同タイトルのCDがIntakt Recordsから出ている)も再演される。1998年のベルリンジャズ祭ではその場に居ることが出来たのだが、その時も≪Harmos≫が演奏されていたことを記憶している。バリー・ガイの来日時にLJCOの近況を訊ねたのだが、その答えは「Sleeping...」。しかし、やっとその眠りから覚めたようである。
メンバー等公演の詳細はコチラ>>>

還暦を過ぎて、ヨーロッパ・フリーの第一世代は第二の全盛期を迎えているといっていい。アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハのグローブ・ユニティはアメリカでの公演も含めて出演依頼が相次いでいるようだし、ミシャ・メンゲルベルクのICPオーケストラも今年アメリカツアーを行うらしい(行きか帰りにまた日本にも来る可能性もある)。間もなく来日するペーター・ブロッツマンの衰えぬパワーといい、感服するのみ。しかも、「昔の名前」ではなく、確実に新しい聴衆を獲得しているところがスゴイ。そのせいで、40代、30代のミュージシャンの影が薄くなりがちなのが大きな問題でもあるのだが・・・。
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by kazuey1113 | 2008-05-07 08:46 | informaion