横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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『Globe Unity 40 Years』

c0098087_11444098.jpgどこでも毎年恒例の今年のベスト盤特集。2007年この一枚@jazztokyoのInternational部門で選んだのは、発売間もないアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ率いるグローブ・ユニティ・オーケストラの『Globe Unity 40 Years』(Intakt Records)。ここに収録された昨年11月ベルリンジャズ祭での40周年記念コンサートが思い出される。シュリッペンバッハが師であるベルント・アロイス・ツィンマーマンから影響を受けたという手法、幾つかの違ったスタイルの音楽を一つの作品に取り入れるということや、違うことが同じ時間に起こるということ、その音楽に対する複合的なコンセプトは、現代の音楽状況の中で今再びクローズアップされてしかるべき有効性があると思う。All About Jazz New YorkのPerformance of the Yearに、the Columbia/Harlem Festival of Global Jazzのプログラムのひとつとして9月20日に行われたグローブ・ユニティ・オーケストラのニューヨーク公演が選ばれたのは偶然ではないだろう。

考えてみれば、2006年のベスト盤もシュリッペンバッハのソロ・ピアノ『Twelve Tone Tails Vol.1 & Vol.2』(Intakt)で、2005年も彼の『Monk's Casino』(Intakt)だった。3年連続とは選んだ本人も驚いた。来年70歳になるというが、その衰えぬ創造力と活動を継続させるバイタリティに脱帽である。

今年もよい作品を数多くリリースしたIntakt RecordsのCDはなかなか日本では入手しづらいのが難だったが、本作も含めて一部日本のAmazonでも取り扱っていることに気が付いた。
Intakt RecordsのHPからも直接発注できる。コチラ>>>

ちなみに2007年この一枚@jazztokyoのLocal部門は『Satoko Fujii Min-Yoh Ensemble/風神雷神』(VICTO)。
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by kazuey1113 | 2007-12-31 12:22 | new release
9月29日にコロンビア大学ジャズ研究センター主催で開催された「Columbia/Harlem Festival of Global Jazz」と題したフェスティバルの一環としてThe Jazz Journalist Association(JJA)の協力の下で行われた国際ジャズ・ジャーナリスト会議、コロンビア大学に隣接するハーレムに足を踏み入れて感じたこと、またジャズ・ジャーナリズムに対する私感をエッセイとしてまとめた。
jazztokyoに掲載されている。↓↓↓

秋のニューヨークへ(前編) >>>
秋のニューヨークへ(後編) >>>
そしてハーレム、ジャズ・ジャーナリズムについて考える >>>

校正ミスを後で数カ所見つけてしまった。お見苦しい点はどうかご容赦を。
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by kazuey1113 | 2007-12-19 19:50 | informaion

『Blue Nippon』

c0098087_2132620.jpg昨日のサントリー文化財団助成による研究プロジェクト「現代ジャズ文化研究―ヨーロッパ・ジャズを中心とする比較文化論的考察」の第1回研究会で講演した際、質問をなさったマイク・モラスキー氏が触れていたアメリカの研究者E. Taylor Atkinsが書いた日本のジャズ史『Blue Nippon』はこれ。サブタイトルはAuthenticating Jazz in Japan。丹念に資料をあたった労作である。内田晃一著『日本ジャズ史-戦前・戦後』(スウィングジャーナル社)など日本人の著者による日本ジャズ史ではが入手困難な現在では貴重な一冊。知らないことも多く、大変勉強になった。表紙デザインがイマイチなのがたまにキズ。フリージャズについては副島輝人著『日本フリージャズ史』(青土社)がある。
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by kazuey1113 | 2007-12-16 21:20 | informaion
サントリー文化財団の助成による研究プロジェクト「現代ジャズ文化研究―ヨーロッパ・ジャズを中心とする比較文化論的考察」の第1回研究会にご来場いただいた皆さま、どうもありがとうございました!

この研究会は来年も引き続き行われます。一般来場者も大歓迎。しかも無料です。1月下旬に第2回、また2月の連休頃に第3回を予定しておりますので、詳しい情報が出ましたら随時アップしていきたいと思っております。

研究プロジェクトのHPはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2007-12-16 21:00 | misc.
ICPオーケストラのメンバーでもあり、昨年も来日し各地でコンサートを行ったアブ・バースとイグ・へイナマンが再び来日し、12月12日から16日にかけてコンサート及びワークショップを行う。詳しくはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2007-12-09 22:06 | informaion
鈴木正美氏(新潟大学教授)の主導によるサントリー文化財団の助成による研究プロジェクト「現代ジャズ文化研究―ヨーロッパ・ジャズを中心とする比較文化論的考察」がスタートした。在野で音楽ジャーナリズム/研究に携わる者とアカデミックな場に居る人達との共同研究という日本ではかつてなかったプロジェクトである。不肖私もそのメンバーのひとり。

ちなみに、欧米ではアカデミックな場でもジャズ研究は盛んに行われているが、日本ではジャズ科を持つ大学こそ出来たものの、ジャズ研究はほとんど行われていないに等しいと思う。そういう意味でも画期的プロジェクトである。

その第一回研究会が下記の通り行われる。一般の聴講も受け付けているので、希望者はこちらまで>>>masami@human.niigata-u.ac.jp
会場の関係で定員になり次第締切となるので希望者はお早めに。

日時:12月15日午後2時~午後5時 終了後は懇親会
料金:無料(懇親会参加者は要会費)
場所:世界史研究所(渋谷駅から徒歩3分)
地図等はコチラ>>>

報告:横井一江 世界地図の中で今ジャズは・・・(仮題)
           ~国際ジャズ・ジャーナリスト会議参加報告を兼ねて~
    副島輝人 ヨーロッパで感じた日本(仮題)

国際ジャズ・ジャーナリスト会議の大団円に続いて、またもや一番バッターを仰せつかった。このプロジェクトの題目は国際ジャズ・ジャーナリスト会議での大きなテーマとも大局的に重なっているように思う。「ヨーロッパ・ジャズを中心」と「アメリカ・ジャズを中心」という大きな違いはもちろんあるが、本質的にそのグローバルな広がりをどう捉えるのかという点では一致しているのではないだろうか。四ツ谷「いーぐる」で帰朝報告をさせていただいたが、内容は多少重複することはあっても決して同じではない。ご興味のある方は上記メールアドレスにてお申し込みを。
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by kazuey1113 | 2007-12-07 18:37 | informaion