横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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EXIAS-J

c0098087_7463010.jpg独自な活動を展開しているジャンルを越えた即興演奏家集団EXIAS-J(Experimental Improviser's Association of Japan)。数年前に出たファースト・アルバム「Avant-Garde」(PSFD-133)は英WIRE誌でも評価された。その後の世界ツアー、2003年のニューヨーク、トニックでのライブも含めたDVD『EXIAS-J / Live Document 2003-2005』(PSFDV-3)がP.S.F.レコードよりリリースされた。また、EXIAS-Jの中心的人物、ギタリストの近藤秀秋の初リーダー作『近藤秀秋/STRUCTURES』も7月21日にリリースされる。詳細はコチラ>>>

DVD発売記念ライヴも下記の予定で行われる。
6月1日(金) 東京渋谷 公園通りクラシックス
開場19:00 開演19:30 料金3000円
詳しくはコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2007-05-31 07:53 | new release

清水俊彦氏 逝去

詩人であり、ジャズ評論家としてご活躍された清水俊彦氏が5月21日に逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

追悼記事@jazztokyoコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2007-05-25 08:08 | obituary
吉祥寺の井の頭公園を望むビルに不思議なカフェがオープンした。

セゾン系広告代理店I&S BBDOを定年退職した泉秀樹さんが、何を思い立ったのかカフェを始めたのだ。名前は、ラボ・カフェ・ズミ「Laboratory Café dzumi」。泉さんは、フリージャズ、即興音楽、現代音楽だけではなく、美術やフランス思想にも造詣が深い。若い頃(1960年代)、知る人ぞ知る草月アートセンターに勤務していたのだから筋金入りである。

ラボ・カフェ・ズミは、こじんまりとしているが、昼間は明るく、井の頭公園の緑を眺めながらコーヒーを飲むのはさぞかし気持ちよさそう。それだけなら普通の喫茶店なのだが、そこには大量のLPと素晴らしいオーディオ装置が。では、明るいジャズ喫茶かというとまた違う。普段はお話が楽しくできる音量でしかかけません、とのこと。

では、なぜ大量のLPを運び込んだのか。そこを「サウンド・イメージ研究所」にしようという目論見もあるのだ。60年代の前衛達とその後継者、クリエイテヴ・ミュージックのアーカイヴとそれを研究する未来志向な場にしていきたいという野望がチラと見える。確かに若い世代には、そういった音楽に関する情報はキチンと伝わっているとは思いずらいし、そこそこのトシになった我々の世代も知っているようで知らないことは多い筈である。音楽はいくらコトバで語っても百読は一聴にしかずの世界。なにやらレクチャー?カフェ・トーク?with LPsもプランしているようだ。

プレ・オープンのお祝いで訪ねた時、そこで聴いたLPの音が良かったので、うちでも久々にLPを出して聴いてみた。オーディオ装置は天と地ほど違うが、うちのオンボロ?GARRARDだってまだまだ現役。CDと違って疲れないので、何枚でも続けて聴ける、聴ける、聴ける。ジャズファンに戻った気持ち。そして、去年の夏のある日の出来事を思いだした。

外では朝早くからマンションの近くの木々を根城にしている蝉たちが「ミーン、ミンミン」とうるさい。でも、気持ちの良い午前中だったので、LPを数ヶ月ぶりにターンテーブルに載っけた。午前中からLPを聴くなどということも滅多にないことである。しばらく心地よく聴いていたら、急に間近から蝉の声が。これじゃあ、せっかくのリスリング・タイムが台無し。何事が起こったのかとベランダを見たら、テーブルの上でも椅子の上でもなく、私のサンダルに蝉が陣取って「ミーン、ミンミン」とLPに求愛?している。

CDは可聴範囲(と思われている?)の音波以外はカットしている。しかし、アナログLPは違う。もしかすると私の耳ではキャッチできないオトを蝉君は聞いて反応していたのか?LPを止めたら、瞬く間に静かになった。現金なものである。サンダルの上の蝉はもといた樹に戻ったようだった。

そんなこんなを思い出しながら、LPを聴くという体験のためにラボ・カフェ・ズミにフラリと立ち寄るのも楽しいのではと思う。コーヒーやワインもあることだし。

そういえば、少し前にドイツ在住のピアニストTA女史と雑談していたら、「LPっていいわよー。作れるならシュミ?でLPで出したい」などという。すっかりハマっていた。

新しいもの好きの私だが、なぜかアナログを愛する変な性質がある。写真もまた然り、なのだが、その話しはまたの機会に。

泉さんの奮闘記はコチラ>>>

サウンド・イメージ研究所 Laboratory Café dzumi ラボ・カフェ・ズミ
住所:武蔵野市御殿山1-2-3キヨノビル7F 地図はコチラ>>>
営業時間:14:00~21:30
定休日:月曜日
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by kazuey1113 | 2007-05-23 20:39 | informaion
もうじきキリスト教の聖霊光臨祭。ドイツ語だとPfingsten、日本のゴールデン・ウィークのような連休で、気候もいい。この時期はジャズ祭も多く開催されている。ドイツのMoers Festivalもそう。

Moers Fastivalも音楽監督が替わってから早2年目になる。ところで、Moers Festivalの音楽監督を退いたブーカルト・ヘネンはどうしているのだろう。「今はサバティカルな時間を楽しんでいる」と言ったのは一昨年にインタビューした時のこと(コチラ>>>)。しかし、まだまだ隠居するトシではない。この間、耳にした話では、「これからは自分の好きなことだけやるんだ」と言っていたとか。そうっか、何かヤル気になっているに違いない。

昨日のことだ。過去のデータを調べたくて、旧Moers Festivalのサイトにアクセスしたら、すっかり様変わりしている。 新しいフェスティヴァルをやる準備をしているようだ。プレス発表もまだで、詳細は後日発表とだけあるが、フェスティヴァルをやることは間違いない!HPはコチラ>>>
しかし、当初の目的であった過去データは見つけられず。過去ではなく未来を見ろということなのか・・・ (でも、資料として残しておいてほしいのだ!)

ヨーロッパの音楽状況は決してよくない。それだけに少しだけいいニュース。

フランスではまたもや歴史あるフェスティヴァル"Jazz à Cluny"の存続が問題になっている(コチラ>>>)。フランスでは、この手の話しはこの数年よく聞く。特にインディペンデッドなものほど状況は厳しいだろう。しかし、何よりも日本と違うのは、それを問題にしてメディアが取り上げ、一般のファンも一緒に声をあげることだ。

この国では、メジャーなジャズ祭はあるけれど、クリエィテヴな音楽を取り上げたり、音楽監督が状況論を問うものはない。もちろん地方で頑張っているジャズ祭はある。しかし、まだまだジャズに限らずクリエィティヴな音楽は根付いていないのかもしれない。商業的な音楽を決して否定するわけではないが、ただ与えられたものを消費していくのは文化ではない筈だ。
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by kazuey1113 | 2007-05-20 12:23 | column
「PRIMAVERA ITALIANA イタリアの春・2007」関連企画『地中海音楽の夕べ』で来日が予定されていたダニエーレ・セーペ・クインテットは、セーペの健康上の理由により来日できなくなり、公演は中止となった。
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by kazuey1113 | 2007-05-16 19:04 | informaion
c0098087_23431041.jpgImprovised Music from Japan(IMJ)のレーベル、ふたり(Ftarri)の新譜は、ヨーロッパの即興音楽/ジャズ・シーンで高く評価されているトランペッター、アクセル・ドゥナーと最近は日本よりヨーロッパでの演奏活動のほうが多いノーインプット・ミキシング・ボードの中村としまるのデュオ。ドゥナーのトランペットは特殊奏法のみ、ノイズのようなサウンド・インプロヴィゼーションが繰り広げられる。
詳しくはコチラ>>>
IMJのCD Shopで購入できる。この他にも一般のCDショップにはないレアな商品が揃っている。コチラ>>>

CD Review @jazztokyoコチラ>>>

ドゥナーは今年の7月下旬から8月にかけて来日を予定しているという。詳細は未定であるが、今やピナ・バウシュを凌ぐ評価を得ているというベルリンのダンス・カンパニー、サッシャ・ヴァルツ・カンパニーのメンバーであるTakako Suzukiのプロジェクトの他、日本人ミュージシャンとのセッションも計画中とか。

ドゥナーは、「現代のジャズと即興音楽を切り開く独自の発想の豊かさがあり、新しい展望の星である」と評価され、南西ドイツ放送協会(SWR)による2006年度SWRジャズ賞(SWR JAZZPREIS 2006)を昨年受賞した逸材。即興音楽方面では、その独特のサウンド・インプロヴィゼーションで知られるが、彼はジャズの演奏家としても傑出した才能を持つ。アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハのプロジェクト「モンクス・カジノ」や「グローブ・ユニティ」のメンバーでもある。
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by kazuey1113 | 2007-05-10 23:47 | new release

バリー・ガイ『Portrait』

c0098087_2372737.jpg3月に還暦を祝うフェスティヴァルも行われたバリー・ガイ。まだまだ若々しく、色々なプロジェクトで前向きな音楽活動を行っている。そんな彼のアンソロジーともいえるアルバムが出た。Intakt RecordsとMaya Recordingの音源からピックアップした11曲。バリー・ガイの音楽性を知るには格好のCDだ。88ページのブックレット付き。写真も多数。

CD Review @jazztokyoコチラ>>>
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by kazuey1113 | 2007-05-10 23:19 | new release

Psi Records New Release

エヴァン・パーカーのpsi recordsから下記のCDがリリースされた。ローレンス・カサドレィはエヴァン・パーカーのエレクトロ・アコースティック・アンサンブルのメンバーでもあるエレクトロニクス奏者。また、カナダのクラリネット奏者フランソワ・ウールとフランスのピアニスト、ブノワ・デルベックという現在中堅のミュージシャンとパーカーとの共演は興味津々。

LAWRENCE CASSERLEY / SIMON DESORGHER ‘Music from ColourDome’ (2006) - psi 07.01
LAWRENCE CASSERLEY (signal processing instrument), SIMON DESORGHER (fl, bass fl), EVAN PARKER (ss), DAVID STEVENS (computer processing), PHILIPP WACHSMANN (vin)

FRANÇOIS HOULE / EVAN PARKER / BENOîT DELBECQ ‘La Lumière De Pierres’ (2005) - psi 07.02
FRANÇOIS HOULE (cl), EVAN PARKER (ts), BENOîT DELBECQ (prepared piano)

BARK! ‘Contraption’ (2004) - psi 07.03
REX CASSWELL (el-g), PHILLIP MARKS (per), PAUL OBERMAYER (samples)

詳しくはコチラ>>>
CDはディストリビュートしているEmanemのHPで購入できる>>>
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by kazuey1113 | 2007-05-04 19:16 | informaion