横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

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藤井郷子 in CODA, and...

c0098087_22164772.jpgカナダのジャズ雑誌CODA最新号のカバーは藤井郷子!4ページに渡ってMarc Chenardによる彼女のビッグバンド・プロジェクトについての記事が掲載されている。
ちなみに藤井は年明け早々1月9日にニューヨークから来日するマイラ・メルフォードとのデュオ、1月10日には田村夏樹のガトー・リブレ、1月12日にもオーケストラなどのライブを予定しており、今年も様々なプロジェクトでの活躍が期待される。詳しくは、藤井郷子・田村夏樹のHPで。

この雑誌を眺めながら、レコード会社などとのタイアップなしでも注目すべきミュージシャンだと評論家や編集者が考える人物は取り上げるところが健全に写るのは、日本の大手音楽雑誌の実態は大手レコード会社の有料PR媒体に過ぎないからだ。大手レコード会社が力を入れている今流行りらしい「女性ジャズ」にしろ、音楽シーンから立ち上がってきたものというより、商品戦略として出てきたテーマにすぎず、消費されていくだけの「モノ」であるような気がしてならない。確かにビジネスはビジネスであり、女性ミュージシャンの層が厚くなったこと自体は歓迎すべきものだが。日本の音楽業界とオールド・メディアの体質は何十年経っても変わらないなあ、と思った。いや悪くなっているのかもしれない。ジャズも単なる消費される「モノ」になってしまったようにさえ見える。しかし、市場原理からは新たな創造は生まれない。

レコード会社によって商品として作られたCDではなく、音楽に真っ正面から向かい創造活動しているミュージシャンこそメディアで取り上げてしかるべきだろう。現場とオールド・メディアが伝えるものは大きく乖離している。音楽を創造するのはミュージシャンだが、我々周囲の人間も実は音楽シーンに関与していることを自覚しないといけない。パラダイム転換は始まっているのだし、ニュー・メディアの未知数の可能性と共に我々も一石を投じる立場にいるのだから。
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by kazuey1113 | 2006-12-31 23:05 | informaion
c0098087_10284253.jpg日本の即興音楽の現在を伝えるポータルサイトとして海外でもよく知られているImprovised Music from Japan(IMJ)が12月に発行した今年の年刊誌『IMPROVISED MUSIC from JAPAN EXTRA 2006』はベルリン特集。様々な音楽コミュニティがあるベルリンでも即興音楽を中心としたアンダー・グラウンド・シーンにスポットを当てたインタビュー集で付録CD付。

1月にはIMJレーベルとしては最後になる4枚組『マージナル・コンソート』(IMJ 702-5)をリリース。これは、今井和雄が美学校小杉武久教場同期生と1997年から年一回行っている独特のサウンド・インプロヴィゼーションを繰り広げる集団即興プロジェクト、マージナル・コンソートの2002年と2004年の2公演を収録したもので、パッケージは生地、柄、スタイルがひとつひとつ異なる手製布袋、225セット限定発売。

CDの発売はその後も続けるが三つの新レーベル、Hitorri(ひとり)、Ftarri(ふたり)、Meenna(みんな) からのリリースとなる。2月には、ヨーロッパのジャズ・即興音楽シーンで最も注目されているアクセル・ドゥナーと中村としまるのデュオがFtarriからリリースされる予定。

これらの雑誌やCDは下記のIMJサイト内のCDショップで購入できる。また、CDショップでは様々な即興音楽やジャズ、現代音楽のCDを取り扱っている。大手CDショップにはない自主制作盤や希少盤も少なくない。
詳しくは:http://www.japanimprov.com/japanese/index.html
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by kazuey1113 | 2006-12-29 10:34 | new release
10月下旬から11月初めにかけて来日したICPオーケストラ。11月1日スーパーデラックスでのライブが12月26日よりJJazzNet、ProgramsのThe Venueでストリーミング配信される予定。1月初めまでは無料で試聴可能とか。
JJazzNetのHPは:http://www.jjazz.net/

関連記事:ICPオーケストラ・フォト・ドキュメント
       ミシャ・メンゲルベルクとICPオーケストラ
       『Misha Mengelberg/Afijn』
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by kazuey1113 | 2006-12-25 23:52 | informaion

Psi Records & Emanem Records

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デレク・ベイリーが亡くなって丁度一年。少し前になるが、エヴァン・パーカー、デレク・ベイリー、ハン・ベニンクによる歴史的アルバム『The Topography of the Lungs』がエヴァン・パーカーがプロデュースするPsi Recordsから再発された。Psi盤ではアナログ・テープに残されていた貴重な音源も追加されている。
関連情報:デレク・ベイリー追悼記事

Psi Recordsからは、エヴァン・パーカー自身の録音、『高瀬アキ/Tarantella』など今年は10タイトルがリリースされた。最新アルバムは下記のとおり。
Furt / Omnivm (psi 06.09)
Schlippenbach Trio / Winterreise (psi 06.10)

また、即興音楽のLP/CDを長年に渡ってリリースしているEmanem Recordsもベテラン勢の録音やISKRA 1903の未発表録音などコンスタントに新譜を出している。最新作は下記のとおり。
Elliott Sharp & Reinhold Friedl / Feuchtify ( EMANEM 4133)
ISKRA 1903 / Chapter Two ( EMANEM 4303) 3-CD set

両レーベルの詳細はEmanem Recordsの下記HPで。通販も行っている。
http://www.emanemdisc.com
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by kazuey1113 | 2006-12-25 19:39 | new release

マージナル・コンソート

今井和雄が1997年に始め、年一回継続的に行っている集団即興のためのプロジェクト「マージナル・コンソート」が下記の日程で行われる。今井和雄は70年代に高柳昌行や小杉武久に師事、著名なミュージシャンも多くその門戸を叩いた高柳の私的スクール「高柳昌行煉塾」のただ一人の卒業生でもある。即興音楽シーンで地道な活動を続けており、来日した即興演奏家とも度々共演。先にICPオーケストラで来日したハン・ベニンクとのデュオ・アルバムもある。

12月25日 東京 スーパーデラックス
19時30分開演 料金3000円+ドリンク代
出演:今井和雄、小沢靖、越川友尚、多田正美、椎啓
詳しくはこちら
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by kazuey1113 | 2006-12-20 20:07 | informaion
今年に入ってから国内でも積極的な音楽活動を行っている近藤等則。その年末を締めくくるソロ・パフォーマンスは、都内でも有数の美しいホールとして知られるHakuju Hallで、テキスタイル・プランナー新井淳一の布がプロダクト・デザインの第一人者秋田道夫の手によりディスプレイされた空間で、特別の音響システムを導入して行われるサウンドとテキスタイルとデザインとのコラボレーション。都市ならではのアーティスティックな空間の中で、再び近藤等則が“地球を吹く”!
12月21日&22日 @Hakuju Hall
19時開演(18時30分開場)6000円(全席自由)
問い合わせ先:近藤等則ソロ・コンサート運営事務局(VS-PORJECT ) Tel: 042-446-2110
公演詳細はこちら:http://www.vs-project.com/event/index.html
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by kazuey1113 | 2006-12-10 22:17 | informaion
ヨーロッパの即興音楽シーンで活躍しているイギリスのロジャー・ターナー(ds, per)が、内橋和久が中心となり大阪のBridgeで12月8日から10日に開催されるフェスティバル・ビヨンド・イノセンス(FBI)で来日、内橋和久とツアーを行う。

12月8日~10日 大阪 Bridge
12月11日 大分 AT HALL
12月12日 防府 印度洋 Tel:0835-38-5324
12月13日 明大前 キッドアイラックホール
12月14日 東京 西麻布スーパー・デラックス
スペシャルゲスト:天鼓 (vo)、巻上公一 (vo)

今年10回目を迎えるFBIには他にアレッサンドロ・ボゼッティ、サム・ベネット、カール・ストーンなどを含めベテランから若手までバラエティに富んだ大変興味深いラインナップとなっている。詳しくはこちら
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by kazuey1113 | 2006-12-02 10:07 | informaion