横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

「A60JAZZ」シリーズ

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“大人の大人による大人のためのJAZZ”というコンセプトで制作された「A60JAZZ」シリーズ3作品は、大ベテラン3人、峰厚介、向井滋春、タイガー大越によるスタンダード集。しかしながら、枯れた味わいなどとは無縁である。峰厚介のアルバムでの板橋文夫と井野信義のプレイが印象的だったり、それぞれの持ち味がスタンダードゆえに(?)よくわかって面白かった。選曲にもリーダーの志向、嗜好が現れていて興味深い。

スタンダード、よく知られた曲ほど演奏が難しいと私は思う。往年の名手達による名演奏は燦然と輝いている上に、さんざん手垢がついた作品をもう一度まっさらな状態にして、自身のサウンドを創っていかねばらならい。ただ弾き流すのではなく、スタンダードに正面切って取り組むのは大いなるチャレンジといっていい。普段このようなスタンダードを聞くことが激減している私にとっては妙に新鮮で、また、"very Japanese"つまりアメリカ人でもヨーロッパ人でもない彼らのジャズが自然体で現れていていいな、と思ったのだ。

ちなみにアートワークのスタイリングはデザイナー菊池武夫、スーパーヴァイザーに悠雅彦、エンジニアは及川公生、制作は稲岡邦弥。「A60JAZZ」とはいうものの単なる「団塊の世代」向け商品にしてしまうのはもったいない。

左:『峰厚介meets菊池武夫/プレイズ・スタンダード』
中:『向井滋春meets菊池武夫/プレイズ・スタンダード』
右:『タイガー大越meets菊池武夫/プレイズ・スタンダード』
発売はジェネオン・エンタテインメント

しかしながら、Under 60も粋爺達に遅れをとってばかりではいけない筈。。。
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by kazuey1113 | 2008-06-09 21:26 | new release