横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

フリージャズ復権?!

c0098087_1241342.jpgフリージャズ復権?!昨日(5月16日)、新宿ピットインでのHeavyweights!(ペーター・ブロッツマン+佐藤允彦+森山威男)を観て、ふとそう感じた。

合計年齢約200歳、しかし演奏はフレッシュ!それを堪能したこと、そこにまだまだ可能性が開かれていると感じたこと以外に、若いリスナーを会場で見かけたからである。ブロッツマンは羽野昌二とツアーしている時も若い人にいろいろ声をかけられたらしい。また、アメリカでもヨーロッパでも若い世代がブロッツマン世代の演奏を聞きに来ているという。昨年11月に訪れたチューリッヒのUNERHOERT!でもイレーネ・シュヴァイツアー+オリバー・レイク+レジー・ワークマン+アンドリュー・シリルの演奏を若い人達が沢山聴きにきていた。

「なぜだろう」とブロッツマンに振ったところ、「今の40代ぐらいのミュージシャンが大したことやらなかったからだよ」とバッサリ。それだけではなく、コンピュータの前に座る時間が長くなった反面、生身のコミュニケーションが著しく減少しつつある状況下で、無意識のうちに失われたものを求めているのではないか、ということで意見が合った。フリージャズは、新自由主義のもたらした弊害の中でもがく現代社会の波動を受けて共振し始めているのかもしれない。なぜなら、ジャズはいつの時代も社会的な事象と深く繋がっているからである。

サウンドの熱さにそんなことを考えたのだった。

ブロッツマンの今後のライブはコチラ>>>

写真は5月16日@新宿ピットイン
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by kazuey1113 | 2008-05-17 15:43 | column