2008年 02月 17日
スタッズ・ターケル『ジャズの巨人たち』 |
スタッズ・ターケル著『ジャズの巨人たち』(青土社)が刊行された。『よい戦争』でピューリッツアー賞を受賞しているアメリカを代表するノン・フィクション作家スタッズ・ターケルの処女作はこのジャズ・ジャイアンツの評伝だったのだ。取り上げられているのは、キング・オリバーに始まり、ルイ・アームスロング、デューク・エリントン、ビリー・ホリディ、改訂版に収録されたチャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンも含めた13人。暖かみのある眼差しとソフトな語り口で、ミュージシャン像が生き生きと描かれており、古いハリウッド映画を観ているような気持ちになる。「笑うには悲しすぎ、泣くには可笑しすぎる」とは誰の言葉だったっけ。そんな物語が13編綴られている。ジャズを知らない人にも楽しく読める本だ。
久しぶりによき時代のジャズを聴こう。それとももっと遡って≪ディッパー・マウス・ブルース≫や≪ウエスト・エンド・ブルース≫にしようかな。
久しぶりによき時代のジャズを聴こう。それとももっと遡って≪ディッパー・マウス・ブルース≫や≪ウエスト・エンド・ブルース≫にしようかな。
by kazuey1113
| 2008-02-17 22:28
| new release