2006年 12月 31日
藤井郷子 in CODA, and... |
カナダのジャズ雑誌CODA最新号のカバーは藤井郷子!4ページに渡ってMarc Chenardによる彼女のビッグバンド・プロジェクトについての記事が掲載されている。
ちなみに藤井は年明け早々1月9日にニューヨークから来日するマイラ・メルフォードとのデュオ、1月10日には田村夏樹のガトー・リブレ、1月12日にもオーケストラなどのライブを予定しており、今年も様々なプロジェクトでの活躍が期待される。詳しくは、藤井郷子・田村夏樹のHPで。
この雑誌を眺めながら、レコード会社などとのタイアップなしでも注目すべきミュージシャンだと評論家や編集者が考える人物は取り上げるところが健全に写るのは、日本の大手音楽雑誌の実態は大手レコード会社の有料PR媒体に過ぎないからだ。大手レコード会社が力を入れている今流行りらしい「女性ジャズ」にしろ、音楽シーンから立ち上がってきたものというより、商品戦略として出てきたテーマにすぎず、消費されていくだけの「モノ」であるような気がしてならない。確かにビジネスはビジネスであり、女性ミュージシャンの層が厚くなったこと自体は歓迎すべきものだが。日本の音楽業界とオールド・メディアの体質は何十年経っても変わらないなあ、と思った。いや悪くなっているのかもしれない。ジャズも単なる消費される「モノ」になってしまったようにさえ見える。しかし、市場原理からは新たな創造は生まれない。
レコード会社によって商品として作られたCDではなく、音楽に真っ正面から向かい創造活動しているミュージシャンこそメディアで取り上げてしかるべきだろう。現場とオールド・メディアが伝えるものは大きく乖離している。音楽を創造するのはミュージシャンだが、我々周囲の人間も実は音楽シーンに関与していることを自覚しないといけない。パラダイム転換は始まっているのだし、ニュー・メディアの未知数の可能性と共に我々も一石を投じる立場にいるのだから。
ちなみに藤井は年明け早々1月9日にニューヨークから来日するマイラ・メルフォードとのデュオ、1月10日には田村夏樹のガトー・リブレ、1月12日にもオーケストラなどのライブを予定しており、今年も様々なプロジェクトでの活躍が期待される。詳しくは、藤井郷子・田村夏樹のHPで。
この雑誌を眺めながら、レコード会社などとのタイアップなしでも注目すべきミュージシャンだと評論家や編集者が考える人物は取り上げるところが健全に写るのは、日本の大手音楽雑誌の実態は大手レコード会社の有料PR媒体に過ぎないからだ。大手レコード会社が力を入れている今流行りらしい「女性ジャズ」にしろ、音楽シーンから立ち上がってきたものというより、商品戦略として出てきたテーマにすぎず、消費されていくだけの「モノ」であるような気がしてならない。確かにビジネスはビジネスであり、女性ミュージシャンの層が厚くなったこと自体は歓迎すべきものだが。日本の音楽業界とオールド・メディアの体質は何十年経っても変わらないなあ、と思った。いや悪くなっているのかもしれない。ジャズも単なる消費される「モノ」になってしまったようにさえ見える。しかし、市場原理からは新たな創造は生まれない。
レコード会社によって商品として作られたCDではなく、音楽に真っ正面から向かい創造活動しているミュージシャンこそメディアで取り上げてしかるべきだろう。現場とオールド・メディアが伝えるものは大きく乖離している。音楽を創造するのはミュージシャンだが、我々周囲の人間も実は音楽シーンに関与していることを自覚しないといけない。パラダイム転換は始まっているのだし、ニュー・メディアの未知数の可能性と共に我々も一石を投じる立場にいるのだから。
by kazuey1113
| 2006-12-31 23:05
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