2014年 04月 08日
フォト・エッセイ: ホレス・タプスコット |
jazztokyo最新号の連載フォト・エッセイはピアニスト、トロンボーン奏者、そして活動家だったホレス・タプスコット。知る人ぞ知るLAのジャズ・リジェンドである。西海岸のジャズといえばチェット・ベイカーやアート・ペッパーなどの「ウエスト・コースト・ジャズ」となるのだろうが、それはブランド化されたイメージでしかない。20年代から50年代にかけてLAのセントラル・アヴェニューがジャズのメッカだっとことは意外に知られていない。また、西海岸から多くの優れたミュージシャンを輩出しているにもかかわらず、彼らはNYCに出てから成功したこともあって、そのことも忘れられている。そのような中で、タプスコットはLAに留まり、ローカルな黒人コミュニティの中で音楽活動・社会活動し続けたのだ。60年代初頭パン・アフリカン・ピープルズ・アーケストラを結成したタプスコットは、自主組織UGMAAを創るに至るが、それはローカルなミュージシャン組織としてよく知られているシカゴAACMに先立つものだったのである。エッセイはコチラ>>>
エッセイを書くにあたって、ホレス・タプスコットのことをもっと知りたいと調べたら、『Songs of the Unsung - The Musical and Social Journey of Horace Tapscott』という自伝が出ていることを知った。取り寄せたのだが間に合わず、手元に届いたのは数日前だった。この本のタイトルがまさに彼の生き様を表している。まだ少しページをめくっただけだが、なかなか興味深い。
ジャズ史はスタイルの変遷を縦に積み上げるように書かれてきた。しかし、横の広がり、各地のジャズ・シーン、そして人の動きを見てみるとまた違ったものが見えてくるのではないかと思う。
一ヶ月限定の表紙↓
エッセイを書くにあたって、ホレス・タプスコットのことをもっと知りたいと調べたら、『Songs of the Unsung - The Musical and Social Journey of Horace Tapscott』という自伝が出ていることを知った。取り寄せたのだが間に合わず、手元に届いたのは数日前だった。この本のタイトルがまさに彼の生き様を表している。まだ少しページをめくっただけだが、なかなか興味深い。
ジャズ史はスタイルの変遷を縦に積み上げるように書かれてきた。しかし、横の広がり、各地のジャズ・シーン、そして人の動きを見てみるとまた違ったものが見えてくるのではないかと思う。
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by kazuey1113
| 2014-04-08 08:32
| column