横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

イケメン・ウード3兄弟

c0098087_2115272.jpg季節によって聴きたい音楽というのは随分と変わるものだと夏が訪れる度に思う。酷暑の東京の夏にはシュトックハウゼンは似合わないという具合に。夏至から秋分の日あたりまでは、ヨーロッパでも南、さらに中近東やマグレブあたりの音楽のほうが楽しめる。

そういう季節にCD Review(@jazztokyo)と言われたので、パレスチナ出身の兄弟ウード・トリオ『ル・トリオ・ジュブラン/アスファール~旅するかぎり』を取り上げた。
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新譜というには数ヶ月経っていたので日本の基準ではそれほど「新しく」はないのだが、6月の拙著『アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ・フリーの軌跡』 出版記念イベントの客入りの時に長兄サミール・ジュブランのCD『Tamaas/Samir Joubran』をかけたということもあったので。

なぜフリーではなくそのような音盤をかけたのかというと、初めてベルリン・ジャズ祭に行った時に、ウード奏者をフィーチャーしたプロジェクトが3つ出ていて、日本とヨーロッパでは地政学的に中近東との距離感が違うなと実感したということと、メールス・ジャズ祭ではワールド・ミュージックの「これは!」というミュージシャンを観ることが出来たからである。彼らの存在を知ったのもメールスだった。フリーやコンテンポラリーなジャズの最前線だけではなくて、ワイドレンジで世界を見ていたブーカルト・へネンの慧眼には今もって感心させられる。
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by kazuey1113 | 2011-10-24 21:35 | new release