横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

横井一江著『アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ・フリーの軌跡』5月下旬刊行予定!

少々気の早いお知らせですが、既にbk1やHMVのオンラインショップなどには情報が出ているし(アマゾンはまだ)、出版記念イベントもあるので。

5月下旬に未知谷より『アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ・フリーの軌跡』を上梓することになりました!

内容は、まず第一章でヨーロッパにおけるジャズの受容について1920年代からの歴史的な流れを押さえ、第二章ではヨーロッパ独自のフリー・ムーヴメントが起こった60年代とそれに伴うミュージシャンの意識変化、その前後でなにがどう変わったかについて紹介。第三章では国・地域別に60年代以降のさまざまな動きについて、キーパーソンとなったミュージシャン、また自主組織などにスポットを当て、実際に取材した彼らの言葉・本音も交えながら書きました。ここで取り上げたミュージシャンは、アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ、ペーター・ブロッツマン、ペーター・コヴァルト、高瀬アキ、ルディ・マハール、アクセル・ドゥナー、ミシャ・メンゲルベルク、ヴィレム・ブレゥカー、ハン・ベニンク、バリー・ガイ、デレク・ベイリー、エヴァン・パーカー、ジョン・ブッチャー、ルイ・スクラヴィス、ジョルジォ・ガスリーニ、ピノ・ミナフラ、イレーネ・シュヴァイツァーなど。そして、第四章は「ジャズ祭という窓」について。今やジャズはヨーロッパ文化の一部であるという視座から書きました。

即興音楽(あるいはフリー・インプロヴィぜーション)について論じた本はありますが、この本はそのような論文ではなく、60年代にジャズという一つの文脈の中でヨーロッパにおいてフリー・ミュージックがいかに出現したか、そして、それ以降の流れについて歴史的な背景などを踏まえて書いたものです。

6月5日(日)にはアップリンク・ファクトリーで出版記念イベント「横井一江のジャズ・ピクチャレスク」とまたアップリンク・ギャラリーでも写真展(5月25日~6月6日)を行う予定です。出版記念イベントは3部構成で、ルイ・スクラヴィスのドキュメンタリー『Louis Sclavis, l’histoire d’une creation』(監督:ファブリス・ラドゥナック)も日本初上映されます。詳細は追ってお知らせいたします。
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↑ミシャ・メンゲルベルク@メールス・ジャズ祭1992 (c)Kazue Yokoi
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by kazuey1113 | 2011-04-30 07:46 | informaion