横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

MPS

ドイツのフィリンゲン-シュヴェニンゲンにあるジャズ・レーベルMPSのスタジオが、市の文化財に指定された。MPSば旧西ドイツで最大手の家電メーカー・サバの重役だったハンス・ゲオルグ・ブルーナー・シュヴェア(HGBS)が設立したジャズ・レーベルで、当初はサバの一部門としてレコードをリリースしていたが、サバがゼネラル・エレクトリックに吸収された1968年MPSとして独立。MPSはHGBSによる優れた録音、とりわけピアノの録音で特に高く評価され、1983年までの間にオスカー・ピーターソン、モンティ・アレキサンダー、フリードリッヒ・グルダ、ヨハヒム・キューン、またアルバート・マンゲルスドルフなどを始めとして、モダンジャズからフリーまで数多くのアルバムをリリースした。ジャズ評論家のヨアヒム・E・ベーレントのプロデュースによるものも多く、その中には「Jazz Meets the World」というシリーズもあり、白木秀雄クインテット&スリー琴ガールズのベルリン録音『さくら さくら』はその一枚である。また、山下洋輔トリオの『キアズマ』も原盤はMPS(ホルスト・ウェーバー・プロデュース)。

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ちなみにMPSとはMusik Produktion Schwarzwaldの略。日本語にすると「黒い森の音楽プロダクション」というところか。ことなんともドイツ的?な素朴なネーミングである。(フィリンゲン-シュヴェニンゲンは、「黒い森」のあるシュヴァルツヴァルト・バール郡の市)
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by kazuey1113 | 2009-07-22 21:41 | informaion