横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

レ・ザンスタン・シャヴィレ存続の危機

フランス、パリ近郊のモントレイユにある即興音楽家の演奏の場となっていたレ・ザンスタン・シャヴィレが、存続の危機に陥っている。世界的に活躍するインプロヴァイザーも多く演奏してきた場所だが、助成金を大幅にカットされたことから活動を継続させることが困難になったもよう。フランスらしく、署名活動が行われているので、心ある人は是非。コチラ>>>(フォームに記入して送信するとメールが来るので、そこにあるアドレスを再度クリックして署名完了)

レ・ザンスタン・シャヴィレのHPはコチラ>>>

先日来日したルイ・スクラヴィスもフランスにおける音楽を取り巻く状況が悪化していることについて延々と語っていたが、本当に深刻なようである。伝統音楽やクラシックの一部を除いて助成金の恩恵を受けることが少なかった日本ではあまり実感がないかもしれないが、助成金のカットはヨーロッパでは大問題なのだ。こういうことが起こると当事者だけではなく周囲の人間(ファンも含めて)がアクションを即座に起こすのが、フランスらしく、また羨ましい。このような動きが起こるのも音楽が根付いていて、小さいけれどコミュニティがあるからだろう。実際、これについての最初の知らせはフランスの即興音楽系のレーベルPotlachからのメールだった。

スクラヴィスとの会話で、今フランスではミュージシャンが自分達でレーベルを起こしたり、自らの音楽活動を存続させるために動いているということで、そういう意味では70年代に近い状況にあるといったことを言っていたのが興味深かった。

助成金云々はさておき日本でもいろいろ状況が悪化している昨今、音楽家も関係者もこの世界で生き延びるということを根元から真剣に考えねばならないのだろう、と再び思うのだった。
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by kazuey1113 | 2009-07-20 11:10 | informaion