横井一江のブログ "jazz,improvised music...and beyond"


by kazuey1113

アキ&・・・

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ベルリン在住でヨーロッパを中心に活躍している高瀬アキ。年末から年初にかけて3枚のアルバムをリリースした。

Iron Wedding / Takase - Schilippenbach』(Intakt CD160)【左】
高瀬アキと夫君アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハは度々デュオで演奏活動を行っているが、CDのリリースは十数年ぶり。タイトルはそのまま訳すると鉄婚式となるのだが、そうではなく「鉄の結婚」という意味合いだろう。それだと納得である。個性の違うピアニストの二人、ピアノで夫婦喧嘩もあり得るかなと思いきや、ピアノ・デュオ作品としては白眉の出来。二台のピアノ・サウンドが自己主張したり、重なったり、二台のピアノの筈が一台にきこえたり…。

『Evergreen / Aki Takase & Rudi Mahal』(Intakt CD152)【中】
10年以上デュオで活動しているバスクラのスペシャリスト、ルディ・マハールとのアルバムは、なんとスタンダート集。メロディ・ラインを尊重しつつも、フツーなモダンジャズ流の展開とは違う。エリントンもバド・パウエルもタッド・ダメロンも、あるいはホーギー・カーマイケルやリチャード・ロジャースもお墓の中で笑って、あるいは苦笑しているだろう。マハールのキャラクターがよく現れている。

『Live at Willisau Jazz Festival / Aki and The Good Boys』
(jazzwerkstatt 049)【右】
ベルリーナー達とのアキ・アンド・ザ・グッド・ボーイズのCDはスイスのヴィルソー・ジャズ祭のライブ。このバンドが演奏するのは高瀬とルディ・マハールの曲。高瀬の曲では自由にインプロヴァイズし長めなのに、マハールの曲はフォルムがしっかりしたショート・ショートという感じ。イマドキのベルリン界隈の元気なジャズ!ライブならではの楽しさがいい。

「こんなに立て続けに3枚も出すなんて、買うほうのお小遣いも考えてよー」とブツブツ暴言を吐いたが、よく考えてみればいずれのプロジェクトもしばらくぶりの録音。最近リリースが多いと思っていたのだか、企画としてはダブっていない。それだけやりたいことが多い、ということなのか。旺盛な創造意欲はまだまだ続いていて、2月にはルイ・スクラヴィスとヨーロッパ・ツアー後にレコーディングする。スクラヴィスとは7月に日本でも演奏予定!(情報は後日)

上記CDはそれぞれのレーベルから直接購入出来る。
Intakt Recordsはコチラ>>>
jazzwerkstadttはコチラ>>>
そのうち日本Amazonでも入手出来るようになると思う…。
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by kazuey1113 | 2009-01-30 07:50 | new release